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2012
08.21

「絵描き」

Category: ひとりごと
仕事は何を?
と訊かれるとたいていは「アニメーターです」と答えますが心情としては「絵描きです」と答えたい。
実際そう答えるときもある。
演出もやるし監督の機会はいつでも狙っているので「絵描きで演出家です」というのが一番正確。

演出というのは集団作業なので作風はその時のチームによっても様々。
対して絵描きの部分は個人的色合いが強くなる。
アニメーターよりもイラストであればさらに強まります。

最近、雑誌のお仕事が定期的にありまして。「アインザッツ」「あにみゅ」最近では「ロケ地巡りガイド」のJAXAコラボとか。(どれも学研さんですが(^_^))
さらに来月には不思議な組み合わせのコラボも出ます。
(ラジオでちらっと話題になったようですが詳細はまだ控えておきますね。)

様々な媒体で仕事をしていると自分の作風がその都度ジャマに思えてきます。
アニメーターとしては、自分自身の個性は二の次で…というか参加した作品性に馴染んだ上で最大効果を出すのがボクの個性だと考えて仕事をしてきたのですが、それでもどうやら「作風」らしきものがあるらしく、描きたい対象のベターな姿と自分の手クセのようなものがマッチしない。
何かを壊せばもっとピッタリ来るはずなのに!と思うことがしばしばです。
合わせようとしてしまうクセが良くないのか? もっとバカにならないといかんなぁ とかね。

今、ちょうどそんな時期にありましてモヤモヤしてるんだけどね。
こういう時期は大事です。
いろんなモノを吸収して活力にしないといけません。
新しいスケッチブックも買ったことだし、既成概念に囚われずに鉛筆を走らせたい。
…居酒屋で飲み仲間をスケッチする時間が最近ないのが残念だ(笑)

時々ご質問頂く「画集」ですが常に頭に置いてます。
無い話では無さそうです。
華々しいタイプではないのでささやかな感じで出せたらイイな、と。







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2012
08.18

「優先順位は?」

Category: 政治・社会
政治家は有権者が選んだ国民の代表です。
であれば目的は一致してるはずです。
目的は何でしょう?
平たく言えば、安定的で平穏な日常。将来に希望を持てる成長する社会の構築。でしょうか。
その方法を選ぶのが政治家を選ぶこと、と言えそうです。


8月15日。
第二次大戦が日本の降伏によって終わった「終戦の日」と言われてる日。
戦後の日本の状況がGHQによって作られ押し頂いている日本国憲法と敗戦史観によって縛られていることから「敗戦の日」とも言われる。
毎年毎年、この日が近づくと日本の戦争について語るテレビや新聞が賑やかになりますね。

民主党政権になってこの夏で丸3年。
その一年ごとに戦後について考えるウェイトは高まってきたと思う。

鳩山首相は沖縄米軍基地を「国外、最低でも県外」といって日米関係を冷え込ませ。
「日本は日本人だけのものじゃない」と国家意識のない夢想的な発言で国民を呆れさせた。

管首相は外国人献金での閣僚の辞任に次いで自身の外国人献金でも追求され風前の灯の時、東日本大震災。
日本の救援が日本の法律よって阻まれているのを尻目に米軍は法律を飛び越えて救援物資を届けた。
日本が独立国でない一面を垣間見た瞬間。
災害対応は「本部」の乱立による混乱と対応の法的根拠を後手後手にする素人ぶりを発揮した。
震災後の数カ月は民主党の人治主義的(独裁へつながる思想)な面が次々露呈してずいぶん冷や汗の出る時期でもありました。

野田政権は税と社会保障の一体改革で分裂。国家観だけでなく経済政策でもまとまった考えの無さを露呈。
円の価値にこだわる財務省、政府すらコントロール出来ない日銀、脱官僚が従官僚に変身した政府によってデフレは止まる気配がない。

これは、ことごとく方法を誤ってきた民主党政権の目的意識の無さ、統治能力の無さの結果だと言えそうです。
既定路線を守りたい者にとってはこれほど与し易い政権はなかったのかもしれませんね。


「日本弱体化路線」に目をつけたのが周辺諸国。
ロシアのメドヴェージェフ首相が北方領土へ上陸。
日本の尖閣諸島には領土問題は存在しないが、チベット等と同様に尖閣を「核心的利益」と位置付ける中国は漁民を使って接近。
日本の竹島を実効支配する韓国は施設を拡充したりファッションショーを行うなどして支配を際立たせてきた。


そして15日。
韓国大統領の初の竹島訪問。
香港活動家の竹島不法上陸。



外国の暴挙にいちいち感情的に反応するのはなるべく避けたい。
むしろ、これらを許してきた日本政府の対応が正しかったのかを問いたい。
自公政権時代からの甘い対処が「押せば通る」という国際社会での定石に無力だったこと。
民主党政権は日本の弱体化によって「取れるかも」という期待を増幅させた。
力の差があれば弱い方が隷属する。力の差が近ければ利益を争う闘いが起こる。歴史が示した事実です。
現代では弾が飛ぶことがめったにない代わりに情報と札束が飛ぶ。
領土を巡る争いでも日本は情報面で負けている。札束…経済でも負け始めている。
日本と周辺国の関係性は一昔前とは違うのだ。
しかも周辺は隙あらば権益拡大をと手ぐすねを引く国ばかり。。。
と言ってもそれ悪いこととは言えないんだけどね。
みすみす取られる方が甘いのです。

「敗戦国」というキーワードでこれらの問題を考えることとは別に、まずやらないといけないことはなんだろう。

国内だけでなく国際的な問題を解決する…或いは解決への糸口は、今は経済だと思う。

増税は可決されました。
しかし施行を決めるのは来年の秋。つまり次の政権です。
今の流れだと自民党が第一党になったとしても増税をなし崩しにやりかねません。
せめてもの期待は、自民党や民主党に存在するデフレ脱却と景気回復を求める層です。
日銀法を改正し金融政策のスタンスを変えさせ、経済が回るあらゆる手段を実行しまくって景気回復をする。
デフレ期での増税は税収にならずむしろ害ですが、インフレ傾向になれば増税は正しい方法となる。
三党合意の前提は崩れているので本来なら増税法案は潰すべきですがそれが無理でも方法は残されているのでは?
時間がなさすぎるかもしれないけど希望がないわけじゃない。

なるべく早い時期に解散総選挙を実現し政界再編を誘発、景気回復第一の政治家を集結させることが、回り回って国防・安全保障に資することになる。
被災地の復興、震災対策にも国力の復活は必要です。
不思議な事に(当然に?)こういう主張をする議員には国家観のしっかりした人が多いのです。
まずは景気回復。
まずは国民の安定的生活の基盤づくり。


勝負は次の選挙です。
一時の感情を刺激される話題に右往左往しない強さを持つために、コツコツと情報を集めて国民一人ひとりが賢くなることが求められます。
詳しくは高橋洋一、田中秀臣、上念司、三橋貴明、藤井聡、倉山満…など専門家とこの方々が薦めるリフレ派の主張を聞くことをオススメします。(必ずしも全員が同じ事言ってるわけでないですが。)


とっちらかっている日本の8月。
目的は何か?そのための方法は何がある?
まず何をすべきか?
問題点の整理と目的遂行のための優先順位を頭を冷やして考えたい。

「敗戦国」の呪縛から脱するためにも。





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2012
08.06

「8月6日と9日」

Category: 政治・社会
日付が変わって6日になりました。

1945年8月6日、午前8時15分。
米軍は広島市の相生橋上空580メートルでウラン型原子爆弾「リトルボーイ」を炸裂させ、約14万人を死亡させた。

同年、8月9日、午前11時2分。
米軍は長崎市の浦上地区上空503メートルでプルトニウム型原子爆弾「ファットマン」を炸裂させ約15万人を死亡させた。

米軍が開発したウラン型、プルトニウム型の二種類の原爆が実戦使用され、合計29万人が死亡、生存者もその後長らく放射線被害に苦しんだ。
この絶大な「実験」結果は後の冷戦構造と核兵器拡散につながっていった。



米軍による日本本土への空襲は、本格化した1944年中頃から翌年8月15日の降伏まで続けられ、200以上の都市で合計33万人以上を死亡させた。

戦闘でなく、二発の原爆を含む空襲だけで62万人以上が米軍により死亡させられたことになるが、一連の空襲で特筆すべきは、軍人でなく軍事施設に絞ったものでもなく民間人を標的に行われたことだ。
まさに人類史上最悪の大量殺戮である。

二発の原爆投下をアメリカは「戦争を終わらせるため」と説明してきた。現在でもその態度は変わらない。
戦争が継続しさらに死傷者が出ることを防いだ、というのがアメリカの言い分だ。



これより前の3月10日、東京大空襲では夜間爆撃だったため空襲は2度に分けられたという。
一度目はテルミット焼夷弾という照明弾の役割で続く大空襲の目印のため。
二度目は銃火器を外してまで満載された焼夷弾が使用された。
日本家屋を効果的に焼きつくす目的に適していて、これにはアメリカ側で木造家屋を立てた爆撃実験で効果を確認した上だった。
尚、一度目で円状に爆撃し住民の退路を絶ち二度目でまとめて焼き殺す攻撃だったとも言われるが、wikiによるとこうした攻撃指示は出されておらず被害者の印象による誤解と書かれている。
当時は日本側の防空能力低下で迎撃される恐れがなく銃火器を外した爆撃が可能、つまり一度で十分だったにも関わらず二度の連続空襲をパニックに陥りやすい夜間を狙って行った合理的理由は何であろう?


日本全土への空襲は中小の軍需工場への爆撃という理由が付けらていたそうだ。
昔はボクの実家周辺にもよくあった民家と変わらない町工場を住民ごと焼きつくすことが戦時国際法に則った正当な軍事行為だったとはとても思えない。


7月26日に出されたポツダム宣言を日本政府は「黙殺」、これによって原爆投下につながったと言われる。
これは、鈴木首相の「ノーコメント(今は決めない)」の意がアメリカ政府に伝わる過程で「答えない」→「無視」→「黙殺」→「拒否」と曲解された事情があるそうだ。
戦争継続には政府や軍部でも賛否があり(当時の新聞が書いたような「一億総玉砕」ではなかった)板挟みになった首相は曖昧に答えざるを得なかったという。

最近も永田町の方でよくある話だ。
「状況を注視する段階であり、お答えは控えさせて戴く」みたいな文言だったのかな?


原爆は日本の降伏が遠からずあると予測される状況で、7月16日に行われたトリニティ実験の一度だけで実戦投入となった。
実験を重ねている間に降伏されたら原爆を使えなくなってしまうと読んだのでは?と勘ぐってしまうが、現代ほどの情報網がない時代を考えれば「とどめを刺すため」という意図だったのはギリギリ理解できなくもない…が作ったものを使う折角のチャンスと実行を急いだのではないか。


計画が進む中、原爆投下予定地は「爆発の効果」を確かめやすいよう空襲が禁止された。
予定地は京都、広島、横浜、小倉(優先順)だった。
京都への原爆投下は、当地へ赴任経験のある陸軍長官が「文化財が多いこと」「歴史的な街が破壊されたら反発が強くなり戦後処理がめんどうになる」などの理由で反対したそうだ。

最終的に原爆投下予定地は広島、小倉に決まった。
「広島」は計画通りに投下。
小倉は航行ミスと悪天候で予定を九州での第二候補地「長崎」に変更し投下となった。

3発目も計画されていて「京都」に投下されていた可能性もあったそうだが日本の降伏によって免れたという。

戦争末期の都市部には働き盛りの男は戦地へ出ており、女子供と年配の者が多かった。
「はだしのゲン」では戦争中とはいえどこか呑気な生活が冒頭描写されている。その後の惨劇との対比を演出してるのかもしれないが、内地は空襲のある都市部以外は意外と普通に暮らしていたとも言われる。

空襲もなくこのまま戦争が終わるのかもしれないと普通に暮らしていた人々の頭上に原子爆弾は炸裂した。



「安らかに眠って下さい 
過ちは 繰返しませぬから」

原爆死没者慰霊碑にはこう刻まれています。


日本人は自然災害によって大勢の人が亡くなる経験を積んできた。
去年の東日本大震災を越える地震津波も何度もあったという。
災害の度、復興し、備えてきた国民です。
港湾も河川も田園風景もただ美しいだけでなく防災も念頭に作られた「人口の自然」が日本の風景。
それは避けようのない自然災害に対して多くの被害が出ないよう積み重ねられた知恵。
備えあれば憂いなし。
備えを怠る「過ち」はあってはならないのだ。

ボクはこの碑文にはそのような、ある意味日本的な感覚を感じます。
悪いのは私の方ですと言ってしまう日本人らしい控えめで慎み深い言葉だと受け取れなくはありません。
同じ文化を持つ同士なら美徳にもなりましょう。

しかし、日本の戦争が仮に他国への侵略行為だったと百万歩譲ったとしても
欧米のそれと比較してどうだったのか問うた上での言葉だろうか?
ざっくり言って15世紀頃から植民地時代-帝国主義時代を築き、欧米列強が支配した東南アジア諸国は日本の戦争を支持してくれています。
東京裁判でも戦勝国の傲慢さを説いたインドのバル判事なども居た。

戦争史を多少でもかじればそのことは分かってきます。
もちろん日本が戦時中にやったことを全て肯定することはできませんが、戦争による災禍を自然災害のように捉え、諦め、目耳を塞いで不徳のいたすところと唱えることには賛同いたしかねます。

控えめで慎ましい、などと言っていられません。


米軍が、人類史上最悪の兵器二発を民間人に使用し大量殺戮を行った。
この事実を、割引かず割増もせず、ありのままに言わねばならないと思います。

言えるようにならねば、と。





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