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2008
12.04

ハンマースホイ

Category: ひとりごと
ヴィルヘルム・ハンマースホイ展に行って来た。

デンマークのハンマースホイは自宅の室内をモチーフに、人のいない空間を描き続けた
異色の画家である。
写真を使って描いてるのもあるんだけどその通りではない。
フレーミング、アングル、家具や装置としての人物配置など描きながら考えて構成されている印象だった。

パッと見、写真のように正確なんだけど正確さを重視している訳じゃない。
同じ場所を描いた作品にしても、アニメでいう「同ポ兼用」のように同じアングル、サイズで描きながら色調、ライティング、額縁や家具の配置を変えることによってその空気感は一変している。
この画家にとってモチーフは何でも良かったのであるまいか。
誰にも邪魔されない自室という空間が彼の描きたい”何か”を描くのに良かったんだ。
彼の空間に入り込むことが出来たのは奥さんだけなんだよね。

では何を描こうとしたのか?

自分自身の捉え方、のひとつの試行錯誤。
作品を作るときの自らの立ち位置、というものを考えさせられる展示だった。


何はともあれ。
何をするにしても基本くらいは抑えておかないと話にならない。
アニメーターなら絵をコントロールすることは大前提。演出を理解してなんぼ。
話はそれからだ。てことだね。
そこまでクリアしてて初めて何を描くかを問うことが許される。
個性をいう前にやることがあるだろ。と。



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コメント
真摯な言葉に、刺激を受けます。

劇場版グレンラガンを見ました。
スタッフの方々始め、平松さんもご苦労様でした。

個人的なことなのですが
ニアの・・・その・・ スカートの中、ですね・・

ウヒヒ すみません。ヨーコだけでなく、嬉しかったです。
とろんdot 2008.12.04 02:38 | 編集
厳しいですね。
言わんとしてる事は良く分かるけど、個性というか自己主張から始める事が悪いのかな、、とも思います。まずやりたい事があって技術は後追いでもいいんじゃないか、もしくは技術が無くてもいいんじゃないか、、なんて。
美大とかの作品見ても思います。
日本の場合、自分の考えを主張するのがへたというか、自己主張が弱いというか。
大事なのは技術より、何をしたいのかじゃないかな、って気がします。
自分は何をしたいのか?
それは絵に限らず、音楽も同じかな。
なんて。

ハンマースホイの話。
ワイエスの絵にも感じるけど、かれらは凄くリアルな絵を書いてるけど、実際の風景なりをリアルに映す事が目的じゃなく、それらを借りて自分の心象なりを表現したかったんじゃないかと。
心の不安とか、孤独とか、、、喜びとか。

ワイエス展もよかったですよ。
習作やアイデアスケッチが多くて作者の意図がつかみ易かったです。
なんとなくですけど。
構図に迷ってたり。
そんな作者の葛藤が面白かったです。

コンテ順調ですか?
出来たら見せて下さいー。

最近寒くなったり暖かくなったり、へんな感じですけど風邪など気をつけて。

オサムdot 2008.12.12 10:05 | 編集
*とろんさん
ボクも「見えた!!!」と心の中で叫んだ一人です。

ラガン篇もグイグイ進行中です。
お楽しみに!



*オサムさん
厳しいですよー。

でもね。全然悪くないです。自己主張。
ボクも隙あらば狙ってるクチだから。

技術論と個性・感性は別なことだと思ってます。

集団作業で作るアニメでは何十何百というスタッフと方向性を共有しなくてはいけませんよね。
顔が見えるスタッフは良いとして、最後まで一度も顔を合わせないスタッフもいます。
そういう方々に、例えば、監督の意図を伝えるためのツール、としての
技術。というのをボクは強く意識しています。

観た人がどう思うか、作り手の思いが伝わっているか、というのが最も重要です。

恥ずかしげも無く「オレはこうだ」ということを最後まで劣化させずに伝えるためのツールが基本的な技術。
闇雲に発散するのも好し。
でも、まずは周りのスタッフを説得出来るか?ということを若い人には考えてほしい。
隣の人を説得出来ずしてスポンサーを説得出来はしない。
そのためには苦手でも基本を身につけてほしいんです。



個性、自己主張、というものはなかなか伝わりにくいものです。
言葉にできない。だからこそ大事。
ボクの場合、それを乗っける基本的な技術をもっと大事にしてほしい。
商業アニメでは顔も知らない、何やってるか分かんない(上の)人に大事なことを削られる。そんな経験は責任ある立場になればなるほど味わうはず。

削られても削られても大事なものを残す。
そのための基本。
だまくらかすテクニックですかね(笑)

個性・感性というのは、そういう大人っぽい理屈とは相容れないものがあって難しいですねー。


ボクはまだ監督まではやってないから、偉そうなことは言えないけどね。
うあああ。磯さんに笑われる(笑)

ヒラマツdot 2008.12.13 02:43 | 編集
なるほどです。
技術は手段だから、まず手段が目的になるのがこわいんですよね、最近の作品とか若者見てると。
あ、若者とか言ってしまったー。
技術もめちゃくちゃ大事なんですけどね、確かに。

だます技術ですかー。
僕は結構ストレートに言っちゃいますねー、偉い人にも。

磯さん、理論武装というか駆け引き上手そう、というか、作戦立ててそうですよね。
あと本谷さんなんかは考えすぎ。

平さんも、色々苦戦してるのかな?
肉を切って骨を断つ、でしたっけ。
本当に大事な物は譲れないですよね。

コバヤシも今オリジナルアニメ考え中なんで、色々自分の中でも色々葛藤中です。
昨日は実写の映画の人とかと昼からいせやで飲んでしまいましたー。
この時期、立ち飲みは寒い!

ではではー。
オサムdot 2008.12.16 19:18 | 編集
個性も基本的技術もどっちも好きなんですよ。
欲張り過ぎかな。。。

どっちにしろ片方に頼ってしまうと良くないっすね、
技術がどんなに高くても面白みの無い絵、動きではつまんないです。
逆に後先を全く考えず、戦略もなしに個性を振りかざしてしまうのもやはり
困ってしまいますね。

考えなし・考え過ぎ。
人それぞれで本人は至って真面目だったりすると「気持ちはわかるが…」
って凹みますわ。
自分が監督的立場だと、時には「それは違う」と言わなきゃならない。

本当に大事なもの、に集中して後は割と大雑把に対処した方が良いんだろうなぁ。思います。
難しいけど。

贅沢な悩みです。いや、まだ悩んでないけど(笑)



ボクのもまだまだこれからですね。
幸い物理的な追っ手がまだなんでじっくり練ろうと思います。
葛藤はこれからでしょう。
きっとおもしろいものになりますよー。

オサムさんもたっぷり葛藤しておもしろい作品作って下さい。


>いせや
冬に立ち飲みは辛いなー。
あそこ吹きさらしだし。
リニューアルちょい後に行ったっす。
超混んでた。
今でも昼間から大盛況ですよね。
いせやで働いてる人とちょくちょく別な飲み屋で喋りますよ。
ノリがちょっとオサムさん的で楽しい人。


映画観たり、美術館行ったりして心の深呼吸しないと。
ああ、ライブハウスしばらく行けてない!

今年は無理っぽいな。
コンテ入っちゃうと山ごもりモード突入しちゃうので。


ではでは、またまた。
ヒラマツdot 2008.12.17 05:02 | 編集
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