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2009
07.21

一考

Category: ひとりごと
「アインザッツ」第2話を入稿し終えました。
OKが出まるまではただ一息、といったところです。

1話目、2話目とも出来上がった小説を最初のお客さんとして読み、自分なりのイメージを膨らませるのですがここで考えるのは「アニメではない」ということ。
アニメの作業で言えばイメージボードに近いのだろうか?
いやそれとも違うはず。
小説の挿し絵と言っても色んなスタイルがあって、ボクがやっているようなあるシーンを極力小説とシンクロさせるやり方は一般の小説では少数派ではないか?と思います。
もっと抽象的だったり、挿絵画家の受けたイメージを表明して小説のカウンターとしたり…様々。

山本さんの小説が一種ハードボイルド的な一人称を多用していること。
主人公の感情とその文体がシンクロしているであろうこと、などを勘案し挿し絵の方も主人公頼場加呂に出来るだけ寄り添うことでスタートしました。
シリーズは生き物だから、今後の展開に沿って変わって行くことはアリ。
むしろそれを楽しみたいと考えてる。

作者と自分がほとんどディスカッションすることなく進むこのような仕事は戸惑いもあるけど面白い。
ボクはあまりやらないけど、将棋や碁をやってる気分かな?
勝てる気はしないけど。


アニメの方は2本持っているんだけどどっちも初めたばかり。
一つは以前やったものの続編でもう一つは秋の新番組「君に届け」です。

破が終わった後、波は静かに納まりつつあるんだけどまだざわざわした感じが残ってて、これをどう収束させて次へ持って行くか思案中。
年をとるとこういう転換が巧くいかなくて困るね。


‥クラシック話
 この間届いたCDの感想など。

マーラーの交響曲第6番「悲劇的」、マイケル・ティルソン・トーマス指揮。
なかなかすばらしい。
テンシュテット的な激しい演奏を期待する向きにはきれい過ぎると聴こえるかもしれないが、ボクは好きだ。
最初の低弦からして松ヤニがビシビシ飛ぶ様が見えるようで、鋭いが決して硬くない。
MTTの物腰とはこういうものかと最初の音から実感出来た。
録音もすばらいい。
繰り返し聴きたい演奏に出会うのはやっぱり嬉しいものだ。心が熱くなる。
また聴きたいという欲求は好きになりそうな女の子にまた会いたい、会わないと変になりそうっていう気持ちにも似てる(笑)


シューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」、ラファエル・クーベリック指揮。
「ザ・グレート」とは「大きなハ長調」小規模なハ長調交響曲に対して付けられたあだ名。
「偉大な交響曲」としても相応しい。
クーベリックのライブは熱い!
もうじっとしてられないくらい熱い。
ここまで凄まじいとは驚いた。
いやースゴイ。

曲の最後が編集でフェードアウト気味になっていて違和感があった。
間髪入れずに拍手喝采があったためだろうか?
ライブなんだからリアクションもそのままに収録して欲しい。


ストコフスキのバッハ
もう何度聴いたかわからない音源だけどNAXOS盤の復刻はとてもリアルで、蓄音機のラッパに耳を付けて聴くニッパー犬の気分になった。
「チャラリ~鼻から牛乳ー」で有名な(?)トッカータとフーガ、ニ短調もこれまで聴いたディスクより切れ味が鋭くてフィラデルフィアのビロードのようなしっとりした音色もありありと聴き取れる。
メリハリの聴いた演奏であり復刻だ。
一番好きなパッサカリアとフーガはやぱっり何度聴いても飽きない。イイ。

SP復刻盤をわざわざ聴こうというのはかなりアレな趣味かもしれないけどこのCDなら聴き慣れない人にもお勧めしたい一枚だと言える。


クラシック音楽というのは「高尚」だとか「難解」だとか思われていてなかなか趣味として定着し難いものらしい。
ブームがあると一時的にはもてはやされるんだけどね。
有名なベートーヴェンの第5交響曲にしても耳に馴染んで体が反応するようになるには時間がかかる。
ちょっとした努力、忍耐力が必要なのは確かかもしれない。
まず第1楽章からフィナーレをぶっ続けで聴く、というところからしてハードルが高い。
でも映画だって長いものは3時間を超えるし、家でそういう長尺の映画を初見で見るときの覚悟みたいなものがあれば大丈夫なはず、なんだよね。。。
そんなハードルの高さから「高尚」「難解」と思われるんだとしたら間違ってない。まさにそうだと思う。
軽い気持ちで接していられるものじゃない。
言わば、人と同じです。
どんな音楽、美術…も掘り下げれば同じだと思う。
ただクラシック音楽の多くが優しそうな顔をしていないのは事実かもしれないね。

でもね、時々話をしたりするうちに親しくなれることもある。
気が付いたらサシでどっぷり語れる仲になれる。そういう人もいるわけで。
そのくらいのものだと気長に、楽に、付き合えば良いんじゃないかな?



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コメント
このところの連続出場?失礼いたします。
私の場合、クラシック音楽とのとっかかりは『トムとジェリー』でした。
私の通っていた小学校の音楽の先生が共に『トムとジェリー』ファンだったので
よく部活終わりに学校の視聴覚室で夕方のアニメを見ていました。
ちなみに先生は合唱部の担当で私は違う運動部だったのですが…
その先生から『トムとジェリー』で使われていたクラシック音楽のレクチャー?を受け
劇中で使われた曲を先生保有のレコードからよくテープにおとしてもらいました。
「トムとジェリー」の中で特にお気に入りなのが「オペラ騒動」です。
あのトムさんが「フィガロ、フィガロ」連呼するロッシーニの「セビリアの理髪師」
のくだりのやつです。(チャック・ジョーンズが好きなもので)
あとは「トムとジェリー」の真ん中?にやる短編の「へんてこなオペラ」が好きでした。
これも「セビリアの理髪師」ですね。あのウサギが最高でした。

新作のお仕事がんばってください。楽しみにしています。
みかんdot 2009.07.21 16:11 | 編集
*みかんさん
こんにちは。
ボクもトムとジェリーは大好きです。
クラシック音楽に馴染んだのもトムジェリ効果のお陰でしょう。
ざっと思い出せるだけでも
「星空の音楽会」:J.シュトラウス2世、「こうもり」序曲
http://www.youtube.com/watch?v=4YBhKx1bkEM
(C.クライバー/VPOの演奏が素晴らしい!)

「ピアノコンサート」:リスト、ハンガリー狂詩曲第2番
http://www.youtube.com/watch?v=uwOPvoLxL-8
(SP盤ですが。ストコフスキ/フィラデルフィア)

「トムさん空を飛ぶ」:ショパン、華麗なる大円舞曲
http://www.youtube.com/watch?v=0UopDt4aJAM&hl=ja
(トムジェリではオーケストラに編曲されていた)

などなどで、他にもBGMの中にこっそりワンフレーズ入っていたりして後になって「これトムジェリじゃん」て思うことが多々ありました。

ジャズもよく聴きますけどやっぱりトムジェリの影響かも。
「ジェリー街へ行く」とかね。


それにしても良い先生ですね。
クラシックを聴き始めたのは中学の時で学校所蔵のLPを借りて家で聴いたりしてました。
友達の間では学校にあったEMIの廉価盤シリーズを「学校シリーズ」と呼んでましたよ。余談ですが。。。

「へんてこなオペラ」は傑作ですね。
ヒラマツdot 2009.07.21 19:16 | 編集
すいません、突然失礼しますー。
MTT指揮のマーラーの評価を見て回ってたつもりが、イラストの上手さにも驚いてついコメントをw
MTT氏は良いですよね、すごく好きです。
クーベリックも大好きでブラニークとか聴くと興奮します。
横にシベリウス:交響曲全集とかもあってなんだかすごく嬉しくなりましたw
フィンランディアとかすごく好きなんです。

MTT指揮の評価、参考になりました。
ありがとうございますっ。
Ayumudot 2009.07.25 23:33 | 編集
*Ayumuさん
検索キーワードをたまに見てみると作曲家や演奏家の名前でこのサイトに来て下さる方がいらっしゃるようです。
たいしたコンテンツがないのでクラシックファンの方には申し訳ないといつも思ってたんですが、コメントしていただけて嬉しいです。

MTTのマーラーは3番の評判がいいようで気にはなってたんです。
それまではギーレン、ビシュコフのをよく聴いてました。
タイプ違いますけど。。。
長いので時間がないときは5-6。あるいは4-6楽章をよく聴いてます。
フィナーレの金管アンサンブルの所。
ライブでは聴いている方も膝がガクガクしてしまう緊張の瞬間ですが、ここでもスッと音楽が染みて来て体が浮き上がる感覚を味わえました。

MTTで最初に買ったのも3番で、かなり満足出来る内容だったのでじっくりそろえて行こうと考えてます。


>ターボル
「我が祖国」ですね?
DVDで最近出たライブが素晴らしかったですよ。
有名な「モルダウ」も「ボヘミアの森と草原から」も良いですね。


シベリウスは一番好きな作曲家です。
彼ほどマイナーなのに作品が録音されている人も珍しい。
その気になれば全ての作品を聴くことができるんじゃないでしょうか?
BISレーベルでは習作や改定前の稿も含めて全曲録音が進行中です。
フィンランドの人がどれほどシベリウスを愛しているか伺えますね。

侘び寂び(笑)があって大好きです。

ちなみにボクは「タピオラ」でシベリウスに目覚めました。
ヒラマツdot 2009.07.26 01:02 | 編集
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