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前回の日記コメントでトムとジェリーについて書きました。
仕事・趣味の両面でこのアニメが今のボクを作る重要な要素だったのは間違いないこと。 改めてその偉大さに驚かされます。 「真ん中」のテックス・エイヴリー作品と共に今でもボクのアニメの基本、と言っても良いでしょう。 ここまでは小中学生の無意識に作用した部分。 プロになってからはどうでしょう? 中村プロに入社してからの重要な出会いはアニメーター奥野浩行さん。
彼には参考になるマンガ家として三山のぼるや平田弘史を、 アニメーターではなかむらたかし、森本晃司、福島敦子、梅津泰臣、井上俊之など 当時最新の凄腕アニメーターを教えてもらいました。 アニメーターと言えばもりやすじ、宮崎駿、大塚康夫、友永和秀、金田伊功、木村圭一郎くらいしか知らず、つまり当時でも知ってて当たり前なベテランアニメーターしか知らないボクに最新を刷り込んだのが奥野さんでした。 中村プロ退社後、フリーを経て奥野さんと一緒にスタジオかぁたんに参加しました。 「味っ子」で知り合った加瀬政広さん、宮崎なぎささん、後に参加した毛利和昭さんらと仕事をすることになります。 味っ子時代に毛利さんと出会ったことでトムジェリ好きな嗜好が意識化され仕事に反映されて来たのだと思います。味っ子後期→グランゾート、らんまへと。 かぁたん最初の仕事はグランゾート最終回でした。 みんなで一本やろうということになり「ナディア」11話Bパートで作画監督を初めて経験しますが、とても作監といえる仕事内容でなかったな、と思います。 まだまだ原画が楽しい時代でしたが良い経験になったと思います。 演出面では中村憲由さんとの出会いが大きいです。 彼の書く絵文字のような(笑)ラフから一本分のコンテを清書しその作監を担当した「ターちゃん」やフランス合作アニメ、「ドラゴンスレイヤー」の経験がかなり生かされています。 明確さ、という点で学ぶことが大きかったと思う。 演出の明確さは個性以前に抑えなければならない基本だからです。 「ドラゴンスレイヤー」や「スケバン刑事」の頃のハチャメチャさが今の時代にないのが残念だなぁ(笑) 作品上で沖浦さんや柳沢まさひでさん、逢坂さん、吉田さんなどアニメ・アールの凄腕と出会います。 シリアスな芝居に興味が移り始めたころかな? この頃出会った演出さんでは木村哲さんとの仕事も楽しかった。 「ムーミン」の彗星が落ちて来る回、Aパート後半では「枚数使い過ぎだ!」と会う度に笑いながら小言を頂きます。 ハチャメチャな作画が好きな反面、やはり日常芝居やキャラクターの感情表現(顔の芝居でなく)に興味が移ってきて、日本アニメーション出身の加瀬さん経由で佐藤好春さんを紹介していただき「ティコ」から名作劇場に参加します。 この時、森川聡子さん、井上鋭さん、片渕須直さんらと出会います。 「アリーテ姫」ではお誘いを受けながらもタイミングが合わず参加出来なくて残念でした。 名作劇場は「レミ」で終了し、その後(前後?)にTV「チエちゃん」や「おちゃめなふたご」など名劇の残像(チエちゃんは片渕さんのコンテ回、おちゃめは関修一デザイン)を追いつつ色んな作品を掛け持っていました。 「YAMATO」や「海底軍艦」を少しだけやっていましたが、「ナディア」で知り合った増尾さんが時折気にかけてくれていたのが今でもありがたいですね。 「庵野さんがスゴイのやってるよー」ってかぁたんに来て言っていたのが「エヴァ」でした。 そして かぁたん休眠に伴いその時やっていた「エヴァ」の関係でガイナックスに席を置くことになります。 最初に座った席は増尾さんの隣でした。 その後はガイナファン、アニメ・作画ファンには周知のことでしょう。 ガイナックスでは吉成、今石、錦織、柴田、中村章子といった恐るべき才能と出会います。吉成君は上で書いたような古い話を持ちだすのでコワイ。磯さんもだけど。。。 庵野さん、マッキー、摩砂雪さん、本田君…ガイナでは今までと違う才能が溢れててクラクラしましたね。 ガイナ以外では沖浦さんの「人狼」で西尾君と。 宮崎なぎささんの関係で大地さん、ナガハマさん、林明美さん。 「コイル」で磯さんと。 あ、磯さんとは「ヴギィズエンジェル」が最初かな? ダラダラ羅列したけど、現在に至るまで脈絡がないようなあるような様々な出会いが繰り返されています。 そして…こういったら失礼かもしれないけど…たぶん接点はないだろうと思っていた 山本寛さんとの出会いがありました。 人生どんな出会いがあるかわかりませんね。 それがどう発展し形を創っていくか。 まだまだわかりません。おもしろいね。 実はボクも楽しみです。 * コメント *
はじめまして。ハコイヌと申します。
人とのつながりってすごく不思議なものがありますね。 団結してひとつの作品を作り上げていくアニメ―ションの世界にとても魅力を感じています。 私事で恐縮なのですが、アニメーションの世界に飛び込むかで揺れています。 陰ながら、いつも更新を楽しみにしています。 お仕事どうか無理せずに御自愛くださいませ。 いや〜今回は平松さんの作画的歴史を垣間見れて素敵ですね。
私もテックス・エイヴリーには笑いのなんたるかを勉強しました。 特に「うらやましいテレビ」は最高傑作ですね。 今ではお笑い用語でよく使われる「天丼」の面白さを この作品で教えられた気がします。 あの忘れた頃にやってくる「西部劇」、あ〜ダメ思い出しただけで笑いがこみ上げてくる〜(笑) 「こんなお家は」、「ステキな自動車」「うらやましいテレビ」の未来三部作は「恐れいりました〜」て感じです。 あと前回も言いましたがチャック・ジョーンズ作品が好きですね。 彼の回のトムさんの表情はやさしいというか目がトロ〜ンとした感じで好きです。 トムトジェリーですか・・・。
私の友達は、トムとジェリーを見てクラシック音楽に目覚めたとか。 確かにあれは名作ぞろいですな。 レスが遅くなって済みません…
*ハコイヌさん 最初に入る会社って大事です。 キャリアを積めば人との縦横のつながりがメインになって来ます。 最初に入った会社でどんな人脈がメインになるかが決まる訳ですね。 作品で追うのも良いし好きなスタッフとの仕事を求めるのも吉。 両方が一致しているなら迷うことなく突き進むのが良いと思います。 *みかんさん 「未来シリーズ」と乗りものキャラの二本「ボクはジェット機」「ボクはスーパーカー」だったかな? 大好きですね。 知人が買ったレーザーディスクに入ってた悪辣なリス?のシリーズも腹を抱えて笑いました。 たちが悪過ぎて当時ですら放送出来なかったのかも。。。 *ビロさん こちらでははじめまして(笑) それはオレの話? まぁ、クラシック原体験が「トムジェリ」って人は多いでしょうね。 40代は特に。 平松さんへ
そうですね。遅ればせながらはじめまして・・・。 いえいえ、平松さんのことではありませんよ。 オーディオ仲間の同年代のオッサンのことです。 「トムジェリ」の難点は、普通に音楽聴いていても画面が浮かんでくることかな(笑) 先日もその友人宅でパヴァロッティの歌う「セビリアの理髪師」を聴いたら頭に画面が浮かんでしまいました。 ハンガリー狂詩曲第2のコーダがループしないと変に感じるとかね(笑)
トムジェリ効果は絶大だ。 三山さん亡くなって、少したちますが、まだまだお若いのに、ショックです。
こないだ、息子さんとお会いしたりしましたが、似てました(笑) 存命中は、まったく描くことに興味なかったけど、亡くなられてから、4コマ漫画かいてるそうです。 http://tempo01.blog76.fc2.com/tb.php/169-0382f406 * トラックバック *
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