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2009
08.09

ブルックナー交響曲全集(追記中)

Category: 音楽
ネットで買った方が安いんだけど、立ち寄ったタワレコで見つけたので買ってしまった。

11枚組で1790円也。


え?0が少ないんじゃ、て?
ホントそう思うんだけど2000円しないのです。
国内盤を買うのがアホらしくなってしまう安さだ。
元々1万以上するボックスだったのを別レコード会社が買い、激安で売り出したのだそうだ。

0番から9番にテ・デウムを加えた11枚。
全てドイツのヴァインガルテン・バジリカというデカイ教会でのライブ録音。

 ロイトリンゲン・ヴュルッテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮者はロベルト・パーテルノストロ

パーテルノストロはともかくオケの名前長過ぎて憶えられん。
ま、ヴュルッテンベルクだけ憶えとけば後は良くある単語なので大丈夫。
ロイトリンゲンは付けなくても通じるであろう。
アムステルダム・コンセルトヘボウ・オーケストラ→コンセルトヘボウ、でOKみたいなもんです。

さて内容はどうだろう。
元は激安ではないのでここで安かろう悪かろうを邪推するのは間違いである。
とはいえ1枚1000円としても激安には違いないか…。
まず11枚目のテ・デウムと0番を聴く。

とにかく残響がもの凄い。10秒ぐらい響いてるんじゃなかろうか。
ブルックナーの場合残響は長めの方が良い。
有名な「ブルックナー・パウゼ(休止)」は残響があるとないとでは意味が大きく変わってくるからだ。
休止の間空間に広がった音は楽器から出る実音とは違う。
この録音では音が広がりながら上って行くように聴こえるのだ。
天へ昇って行く。と形容するのはいささかイメージ的過ぎるかもしれないが。
そしてこの録音で聴いて初めて強音から突然弱音に変化する曲想の効果というものを実感した。
残響少なめだとその変化がわかりやすい。
しかし「ダンッ」と区切りをつけても残響のせいで「ダアァァァァァァーーーンンンンン…」と音が続く。
すぐに続いて出る弱音の旋律は残響の中から立ち上がってくるようになる。という訳。
もちろんブルックナーがこの効果を狙っていたかはわからないけどね。
オルガンでの即興演奏を日常的にやっていた彼なら意識しててもおかしくはない。かもね。

ところで0番というと1番の前かと思われがちだけど実際は2番として作曲されながら何らかの理由で放置されたものだというのが最近の説。
晩年自作の整理をしていて発見したものの、その時既に8番までを完成していたので
今更番号を改変する程でもなく捨てるのも勿体ないので「0」「NULLTE」などと記載した。と。

ボクはこの曲が好きです。
特に第2楽章は前半交響曲の中でも特に美しいものの一つだ。
そしてフィナーレ。
この始まり方は何度聴いてもじわーーっと来ます。
1~3楽章と聴いて来てこの始まり方。
まるで3楽章とフィナーレの間に10年くらいの時があるかのよう。
長い年月をこの瞬間に凝縮した感覚。
映像でのカット変わりの瞬間の妙味に近い。いや全然適わないのだけどね。

つづく

さて
0のあとは
2番
6番
7番と聴きました。

2番はなかなか良い。
6番は荒削りさが気にならなければヨシ。

7番は…正直キツイな。
(以下ネガティブな意見です)
オーケストラの力量不足がかなり露呈してるのでライブ一発録りを割り引いても
「ん~~」となる瞬間が多発する。
フレーズの受け渡しがぎこちなくて音全体の形が見えてこないとか、アダージョの[W]直前のトランペットは1番が落ちているのではなかろうか?2番しか聞こえないよ。
他、ミスに聞こえるとこも。
ブルックナーの和音は他の作曲家がやらない不協和音をメロディの途中に混ぜたりするのでバランスが悪かったり表現が曖昧だとミスに聞こえてしまうんです。
明らかなミスもあるけど…
…いや、こまかいところ挙げ連ねてもね。

残響の長さのマイナス面もある。
録音全体に言えるのは残響の長さをカバーするためにおそらく数本のマイクを
楽器の近く置いているんだと思うけど、テュッティになると金管の音圧で弦・木管が
圧倒され聴こえなくなってしまってる。
mf(中ぐらいの音量)だと良いバランスなんだがf(強く)以上になると残響が
折り重なって前に強く出てくるトランペットが勝ってしまうのだ。
トロンボーンとホルンは力量の問題なのかマイク位置のせいなのか弱い。
これは曲によってちゃんとしてたりするのでマイク、またはその日のコンディションによるものだろう。
2番第2楽章の金管や6番第1楽章終盤のトランペットとホルンの掛け合いは他の楽器とのバランスもなかなかいい感じなのに7番はどうも良くない。
同じ場所でのライブなのに結構バラツキがあるね。
年1くらいで録音してるので仕方がないといえばそうなのだが。

どうしても録音の話になっちゃうけど、演奏はとても真摯で好感が持てます。
アダージョ楽章はどれも聴き応えがあるし。
残響のお陰でなんとか聴けてるところも多々あるんだけど、致命的に気にならないのは指揮者とオケがブルックナーの楽譜を丁寧に音にしようとする姿勢ゆえであろうか。
立派な演奏をしてやろう。何かやってやろう。という上から目線(そんな人はいないと思うけど)的な態度がないからかな。
ある意味楽譜がそのまま音になってる感覚を体験できる希有な例とも言える。
褒めてんのか貶してんのか微妙だけど(笑)
…ま、安かったから許せるってのもあるかな?正直なところね。

残るは3、4、5、8、9番。クセもの揃いである。
楽しみ半分、コワさ半分。

まだつづく

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コメント
どうも。
実家の近くにある珈琲店のオヤジが「いいぞ!」と言っていたので私もネットでつい注文してしまいました。
都合で今月末に入荷予定です。
また平松さんの感想をお聞かせください。
ビロdot 2009.08.09 20:50 | 編集
売れてるらしいから時間かかるかも。

詳しくは続報にて。

0の次に2番を聴いてます。
ゆるさはあるけど嫌いじゃない。
ティントナーの田舎臭さ(良い意味で)に現代的感覚をプラスした感じだろうか?

他のも楽しみになって来ました。
ヒラマツdot 2009.08.09 20:59 | 編集
今日わが家に届きました。

順番に聴いていきます。

ついでにヤンソンス/コンセルトヘボウのブルックナーも買っちゃいました。
ビロdot 2009.08.22 19:10 | 編集
なんかキャラが全然違うの買いましたね(笑)

パーテルノストロの続きはまだ聴いてなくて、他の演奏を聴き直してます。
ケーゲル、スウィトナー。

月末忙しいんであんまり聴けてない。
ヒラマツdot 2009.08.22 20:39 | 編集
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