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2011
06.05

政治の動きに際して 最近までのまとめ(長い)

Category: 政治・社会
衆議院にて、野党が中心となり菅内閣に対し不信任決議案を提出。

6月3日の採決で否決されました。

「内閣不信任決議」とは? 今更勉強したこと。

立法府・衆議院 が 行政機関・内閣 に行う決議。
立法と行政は独立した機関なので与野党という分け方は関係ない。与党と内閣は別なのです。
同一なら国会の議論でも野党だけ質問すれば良いことになるが、与党議員が質問に立つのは立法と行政が別だからなのですね。

法案作成を、内閣が怠慢や法律違反を犯した大臣がいるなどして阻害している、自浄作用も機能していない場合に衆議院が決議するのが「内閣不信任決議」というわけです。

内閣は多数を取った与党によって構成されているので与党が不信任決議案の賛成に回ることも
決議が与党から出されることも(ほぼ)あり得ない。
しかし与党内にも内閣に問題がある、と考える議員が出てきます。
このことから、不信任案が出される過程で各党が激しく動き政局が生じます。

表面的なところを見てマスコミがしきりに「政局」だと報じていますが違うのです。

この内閣では国が動かせない。として衆議院が突きつけるのが「内閣不信任決議案」。
党利党略の具にしてはいけないし、そこに目耳を奪われると問題を見誤ってしまう。

可決されたら与党は関係ない野党が責任取れ、という話でもないし。
否決されたら野党は文句を言わず与党に従え、という話でもないのです。

与野党の議論が担保されるよう立法と行政が独立している。民主主義、三権分立という訳ですね。


通例なら否決が明らかな情勢なら内閣も与党も「信任」されたと主張し構えられる。
だが、そう簡単な事にはなっていない。
採決に至る過程で与党側が混乱した原因はどこにあるんだろう。


何が起こっていたか?

ここからは動向を見てきて思ったこと。

震災以来、菅首相の対応の不味さで野党だけでなく与党内でも求心力を落とし
小沢一郎氏を中心に「菅下ろし」が高まった。

情報開示の遅さ、不正確さ。
東電や保安院などとの認識のズレ。甘さ。
閣僚間での意思疎通の不十分。
官僚を敵視したツケによる「政治主導」の形骸化。
「対策本部」乱立による責任の混乱、被災現場の声が届かない弊害。
各責任者をまとめられない菅首相の指導力、人心掌握力の無さ。
追求されると他に責任を押し付ける菅首相の人間性。
最高責任者としての自覚を問われる首相。
…などなど

何度か国会中継を見れば上に列挙したほとんどを目撃できたと思う。
衆議院、参議院の公式サイトはもちろん。ネット上にいくらでもあるので確かめて欲しい。


震災以降から特にこうなった訳じゃなく以前から基本は変わっていない。
震災によって炙りだされた感はあるものの、野党時代から持っていた民主党の資質だと考えられます。

振り返ると…
野党は菅政権発足後(民主党政権になってから継続して)財源の根拠なき政策や国会運営を批判してきた。
財源の根拠がなく主張できなくなったマニフェストが次々消えていった。
立ち行かなくなると自民党の政策を次々名前を変えて掲げるなど、衆院選で国民に示した
「自民とは違う新政権」の根拠そのものを疑わせた。

民主党政権になって最も評価された事業仕分け。公開の場でやる事自体は良いと思ったが。
自公政権時代から行われていた仕分けが(ある程度?)有効に働いていたことを証明してしまった。
削減目標にまったく届かず苦し紛れと言われても仕方のない削減をやったのだ。
長期的視点が必要な科学、医学、宇宙開発、防災、国防…などの予算まで減らしてしまった。
公共事業を減らしたのは必ずしも良いとは言えない。
政治との癒着を断つ意味では良いと思うが経済的にどうだったか?
戻したものもあるようだが、その中には政権への賛同を条件にしたものもあったという。
新しい利権構造だ。
天下りも民主党政権の新定義で続いている。

長期的視点の重要性を再認識させることになった震災・原発災害。
けど素人としてはどんだけ長期視点を持てば良いのかまったくわからない。
個人や地方に出来ることには限度がある。大きな決断をし実行出来るのは国なのだ。
国を動かす内閣が信用されなければ地方も個人ががんばっても早晩立ち行かなくなってしまうだろう。

…「民主党叩き」などというものは生産的じゃないのだけど、不信任決議に至る背景に何があったか?
書いておく必要がある。
国民の付託を受け多数を取った民主党が選出した内閣、その最高責任者菅首相によってこの国は動いてる。


震災を経てどうなってきたか。

小沢氏は繰り返し国民との契約たる当初のマニフェストに戻るべきと発言してきたので
「菅下ろし」に傾いたのは菅首相のブレに最初の原因があるのだろう。
(ボク自信は「当初のマニフェスト」自体どうかしらと思うけど)
震災以来の様々な不手際が加わって不満が積り「不信任決議案に賛成もやむなし」となった。

一方、野党からは震災・原発対応の予算をまとめるには時間が足りないと要望が出ていた。
通常通り6月半ばで閉じる状況じゃない。
会期延長して二次補正や次々起こる問題に対処すべし、と。
そして震災復興に目処がつくまでは通年国会にすべしと。
菅首相はそれに応じず「野党には協力を」と繰り返してきた。
小幅な予算しか作れず、長期的予算を先延ばしにしてしまう。
ずるずる伸ばすのは(「菅首相」以外)誰のためにもならないのは明らかなのにだ。

もう不信任決議をするしかない。
野党の考えには「解散総選挙」はなかった。
一部にはそういう人もいただろうが殆どが選挙を行える状況じゃないと判断し
首相を変えさせること(内閣総辞職)を最大目標に提出を決めたのだろう。
仮に総辞職がなくとも、できるだけ多くの造反者を誘発して首相退陣を早めさせることに焦点を絞った。

小沢派を中心に70人以上が賛成に回るという情報も広がった。

個別に賛成を明言する民主党議員が続出した。

副大臣と政務官の5人が辞表を提出し賛成に回る意思を示した。

与党からも会期延長が必要との声が出始めた。

与党から賛成者が集まれば衆議院としての意思「不信任」を突きつけることが出来る。

そして、6月2日ついに菅首相と内閣に不信任決議案が提出された。

自民党は政権党だった頃、国会を空転させないよう採決前に総辞職して新内閣を発足させ、国会を再開させた例がある。衆院の意思を最大限受け止めることと、国会を止めないこと。
ギリギリの選択を何度もしてきた。つまり空気を読んでいたというわけで。。。
民主党も責任与党なら総辞職を後押しするかも?と読んだのだろうが
そんな常道は通用しなかった。


この直前からの菅首相の言動がどんなものだったか。
驚くべき発言が続いた。

「不信任案”可決”なら解散もやむなし」発言。

国会会期延長を表明。

鳩山前首相と「辞任を前提とした」確認書を交わす。

さて…
誰も望まない「解散」を持ち出して可決させたら大変なことになるぞ、と脅しをかけ
与野党の要望、会期延長・通年国会を突然持ち出し
「辞任の意思」と思わせる発言で小沢派の結束を崩した。
…これによって与党内の「賛成」の根拠は失われ小沢派は事実上反対に回ることになり
内閣不信任決議案は否決されたのだ。

まさに「ポカーーン( ゚д゚)」だった。

否決にではなくそのあまりにもヒドイ経緯にだ。

そしてさらにヒドイ展開が待っていた。

否決後。民主党両院総会で首相は「辞任」に対しこう述べた。
「(震災・原発対応に)一定の目処が立った時点で、若い人に責任を譲る」
会見では「若い人に譲る」とは辞めるということか?と問うた。
「一定の目処」とは原発の冷温停止か?それとも?と問うた。
意味か曖昧だからだがハッキリした答えがない。
「若い人に譲るとはどういう意味か?」と何度も訊いたが「総会で述べた通り」としか答えなかった。
いわゆる枝野官房長官方式である。

国会でこの点を訊かれた答えも全く同じ。
「総会で述べたとおり『一定の目処が立った時点で若い人に責任を譲る』ということだ」
自民党議員が何度「若い人に譲るとは?」「辞任するって事じゃないんですか?」
こう何度確かめても同じ弁を繰り返した。
「マスコミは退陣と捉えて海外にも配信してますよ?違うなら違うと言わないとダメでしょう?」
「マスコミの言う事まで責任持てません」

…あああ


菅直人首相は
議員や国民が困る解散を言い出して不信任案そのものを悪いことのように思わせ
直前まで否定していた野党の要望を聞き入れたように見せ
正常な国会運営と与党のメンツを守るために否決後は早期に辞めるかのように思わせ
大差で否決。という結果を手にした。

繰り返し書いてるのはそれほどヒドイと思ったからです。
本当の結果は、与党議員の一部や野党を欺き。衆議院を欺き。国民を欺いたこと。
「ウソつき」「ペテン師」「詐欺」など、なるべく言いたくないけど、この一連をひとことでどう言えば良いのだろう???
…内閣の現状維持、つまり首相のイスしか菅直人氏の眼中になかったと言わざるを得ない。


近々では「8月まで」という報道がされているけど本当か。
国会会期延長、通年国会というのも実現されるのか信用できません。

辞任を条件に辞意を撤回した副大臣ら、造反を撤回した民主議員も立場がない。
閣僚には首相に対する不信感が決定的になっただろう。
とはいえ、中には基本的な知識すら無く質問者を唖然とさせる大臣もいる。
文部科学大臣は子供たちが学校で活動できる基準放射線量についての議論で、それ以前の共有情報として退避基準線量はどれだけか問われたが 知らなかった。
文科相ばかりかその場に居た数人の大臣、副大臣など議長に求められても誰も答えられなかった。
10ミリ/年でしょ?とボクはつぶやいたが。誰も答えられなかったのです。
不適格なのは首相だけじゃない。
(他にも法務大臣、防衛大臣などなど、様々問題があるけどキリがないし報道されないし…調べてください)

この状態で行政機関たる内閣が機能するのだろうか?

コケにされた衆議院はそんな内閣と仕事を続けられるのだろうか?

国会が機能しないとなれば震災からの復興は?
原発災害の終息は?
志のある国民がガンバレばなんとかなる、なんて言えない状況です。
それどころではない。

菅内閣が一日長く続けば一日長く日本が苦しむことになる。
これまで誇張した言い方としてそんな話を聞いてきたけど、大げさでなく、そう思う。

では、どうすれば良いか?

首相自ら辞めるまで攻め続けるか?
そんな事が日本のためになるのか?
否!である。

民主党政権を維持し菅首相を下ろして超党派内閣を作る?
大連立か閣外協力か?
目的と期限を設ければ、こちらの方が現実的だと思う。

自民党は復興対策案をすでにまとめているし、多くの議員が現地で被災者の声を聞き提言として上げている。
乱立した「対策本部」のどこかに胡散霧消してしまった多くの提言を実行に移すには「阪神淡路」の経験をもった政治家に権限を与え行動してもらうのが良い。
今の内閣では出来ていないのだから、これが合理的かつ現実的だろうと思う。

新しい首相は最終責任を負って座っていれば良い。
それでこそ担当大臣が迅速に指示を出し、現場が行動できるようになる。安心して動けるようになります。

責任を問われると「オレじゃないよね?」とキョロキョロ周りを見回すような首相・菅さんは要らない。





ボクが出来ること

まずは仕事!

そして、この状況をなるべく正確に把握して次の選挙に備えます。
税金分キッチリ働いてくれる人。
日本のために働いてくれる政治家を選ぶために。


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