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2006
09.24

演出について(その1)

Category: 仕事
ボクが絵コンテを描く(すなわち演出する)時気をつけていることがいくつかあります。

1:作品やシナリオが表現していることを分かりやすく伝える。
2:自分の言葉(スタイル)で表現する。
3:1を実現するために2をコントロールする。

1について
(ボクは)ワンカットに「意味」を詰め込まないよう気をつけてます。
たくさん詰め込んでも初見のお客さんには伝わりません。
ワンカットには特定の機能があります。
それを曖昧にしないことです。
一つひとつのカットを正しく機能させれば、カットを連続させることで意味を伝えることが出来るはずで、それこそが映画(短いカットの連続)のおもしろさであり醍醐味だと思うからです。

そのためには
カットの機能を正しく限定するだけでなく、カットをキチンと並べなければいけません。
文章に文法があるように、映像にも文法があるのです。
一つひとつのカットが主語、述語、動詞、形容詞…のように役割付けられ、正しい文法で並べられないと文章の意味はうまく伝わらない。それと同じことなんです。

シナリオを読んで感じたこと表現しようとしてることを、まずは分かりやすく伝える。
それが演出の仕事だと考えてます。
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コメント
とても良いお話を…ありがとうございます。

wikipediaで『演出』という言葉の意味を調べると「場面をより効果的に見せること。」と書かれていて、目から鱗でした。単純なことなんですよね、演出というものは。それでいて奥がとてつもなく深い。

映像の文法はホントに難しいと感じます。
中途半端な説明になると退屈で、熱くなりすぎると分かりにくくなってしまう…。どこまでも冷静で、且つ、確固たる信念を持っていないと面白い演出はできないと思います。

(その1)ということなので、
平松さんの演出論、これから楽しみにしています。
では
すえざわdot 2006.09.26 03:18 | 編集
(その2)もありますよ。
ただ、少し時間を置きつつ冷静に書こうと思います。。。


「効果的に見せる」ということをどう解釈してどんな範囲で適用するか…
「見せる」ということ自体どういうことなのか。
考え出すと深みにハマりそうですね。
思考遊びとしておもしろいし、ヒントが見つかれば尚良しってことでたまにぼんやり考えます。

例えば
喫茶店で二人連れのうちの一人が席を立って帰る状況を、向かい合って座っている人の位置から撮るのと帰る人側から撮るのでは見え方(見た人の受け取り方)が違う。
その前後のカットで何が行われているかでも見え方が変わります。
誰の目からみても変わらない「席を立って帰る」に対して”どう見せるのか”
が「演出」ということになるのかな?
ヒラマツdot 2006.09.30 02:42 | 編集
項目2 が少々分かりにくいかと思い言い方を変えました。

自分のハンコを捺す。
自分の言葉で表現する。
若干意味が違いますが、趣旨としては編集後の方が適切だと思う。
ヒラマツdot 2006.10.04 11:22 | 編集
なるほどぉ。
自分の言葉「オリジナリティ」という感じでしょうか。
なかなか意識して出すのは難しいところですよね。

周りから見ると自分の言葉でも、自分で「これは自分のモノ」って確信できることって意外と少ないように感じます。
1と3の両立で、頭が一杯になってしまったりして。

これからもヒラマツさんの演出、監督作品楽しみにしています。
すえざわdot 2006.10.05 22:22 | 編集
ワンカットに意味を込めない…
音符と譜面の関係のようですね。
お仕事とご趣味の根が繋がったような気がして、
腑に落ちました。(笑)
桐萬dot 2006.10.10 21:33 | 編集
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