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2012
04.30

憲法議論

Category: 政治・社会
憲法論議の続きです。

民放などでは絶対にされない議論がネット番組では行われています。
それを見た感想など交えて続きとします。

(一部修正と追記あり:4月30日)


「どうする日本国憲法!? 連続討論会 part.2」


この動画はチャンネル桜の討論番組で、改憲と護憲の側から出演者を募り意見を戦わせています。
part.2だけで全部で3本、3時間程あります。
こういう番組が民放など国民の多数が目にするところで放送されないこと自体、異常だと思います。

冒頭、水島社長が述べてるけども護憲派団体「九条の会」の出演は直前にキャンセルになったようです。
その理由は「反原発運動でそれ(憲法議論)どころではない」んだそうで、part.1の動画で水島社長が明らかにしておりました。

さて。
憲法討論のpart.1は「日本国憲法」の法的無効性を中心にした議論でした。
武力によって占領した国の憲法など約束事を恒久的に決めてしまうことは国際法違反になります。
よって「日本国憲法」は占領時”暫定”憲法として作り、日本が主権を回復した暁には破棄されるもの、そうでなければ国際的に認められないことになり、当のアメリカもまさか60年以上後生大事に使われると思っていなかった(米側の証言もあり)という論。
大日本帝国憲法は無効化されておらず、本当の改正は「日本国憲法」でなく大日本帝国憲法を下敷きに行わなければ法的正当性は無い、という論もあり。

「日本国憲法」が占領憲法だったことの根拠や目的は28日の日記に書きました。
日本が国防で主権を持てず自分で自分を守れないようにするのがこの憲法の大きな特徴であるところです。
軍事だけでなく貿易や外交でも日本に自由な発言権は弱く、戦後経済成長時の資源問題、貿易摩擦・ジャパンバッシングなどが良い例です。
中国の侵略行為や北朝鮮の拉致、武力恫喝にも日本の立場を言えない不自由がつきまといました。
日米安保は片務的でアメリカに守ってもらうことを条件に沖縄はじめ日本全国に米軍基地を置いています。
その中は治外法権で日本の主権は及びません。
基地外(日本で)で米兵が(日本人に対して)事件を起こしても日本の警察は優先的に取り調べることが出来ない。
東日本大震災において、日本の自衛隊が国内法で動けないでいる間に米軍は仙台空港に降り立ち救援を開始していたそうです。
米軍が緊急時に日本の法律を越えて行動できたのに対して、日本政府(自衛隊)が日本人の命を守れない。
「日本国憲法」の不備・歪みを証明した出来事でした。
出演者からは、友好国の国民を救けようと頑張ってくれた米国だったから良かったものの、このスキに国を乗っ取ろうなど考える勢力が軍を派遣していたら日本政府は何も出来なかったことになる。と指摘がありました。
事実、北方領土は降伏後、武装放棄したスキを狙われました。
当時の日本軍は攻めてきたソ連軍に為す術もなく撃退されてしまったそうです。

国民の命を守れない構造はかつても今も変わらない。
独立国ではありえない、そんな異常事態を担保してるのも「日本国憲法」です。


そもそも、主権がなかった時の憲法に国民主権を定めることなど不可能です。
消し難い矛盾を「日本国憲法」は持っている、ということなのですね。

その理不尽な成り立ちをpart.1で各界の論者が説明しているので、上の関連動画から辿ってみて下さい。
こちらの論者は無効論のみ(無効の考え方にも色々ある訳ですが)です。


ようやく本題ですが、上に貼った動画はそのpart.2です。
こちらは立場の違う人たちが議論を戦わせていておもしろい。
しかし、こういう議論を久しぶりに見たけども…笑えない。
護憲派の人たちがどうやって持論を正当化しているのかわかりません。
薄ら寒い気持ちになります。

護憲派の人曰く。自衛隊について。
「自衛隊は違憲。元々憲法で戦力保持を否定されたものを米国の都合で議会でなし崩しに了承されたものだ」
そして「日本国憲法」について。
「議会で反対するものはいなかったのだから正当、有効だ」
この矛盾、分かりますか?

自衛隊も日本国憲法も、議会で了承されているんだけど、片方はダメで片方はOKなんだそうです。
その根拠は
自衛隊は日本国民の意思が反映していないからダメ。
日本国憲法は反対する者がいなかったからOK。
この主張のデタラメさ、分かります?

占領時代の日本の議員が米国の持ち込んだ憲法草案に真っ向反対できますか?
当時は公職追放が行われ米国に逆らえない、自由のない時代だったのです。
そんな時に「日本国憲法」は作られ、国軍を規定させなかったのに冷戦時代米国の都合で自衛隊が組織されたのです。
日米安保には大変な反対運動が起こりましたが日本政府は方針を変えること無く米国依存は戦後継続しました。
憲法も自衛隊もどちらも国民の意志は働いていないと見て良いんじゃないでしょうか?
自衛隊が憲法で規定されていないから危険だと言うのなら、正式に法的に定めれば良いんじゃないですか?
違憲だの何だのと議論が分かれてしまう現行憲法のまま自衛隊を運用する方がよほど危ないと思う。

「日本国憲法」も法的に曖昧な自衛隊も、どちらも無効だと考えるのが護憲派の主張にも改正派の主張にも合致するはずではないでしょうか?

上の動画の議論でも、そこのところは話を詰めていくとどうにか一致するようなんだけど、一致しないポイントがひとつある。

明らかになった恐るべきポイント。

国軍を規定する理由を改正派は「ある(国軍が必要だ)」と言い。護憲派は「無い(国軍などいらない)」という。
その理由はそれぞれ
・中国、北朝鮮などの脅威があり、国防の自然権として軍隊の抑止力が必要。
・日本に攻めてくる国なんてないから軍隊はいらない。
どちらが現実・事実を見てますか?

護憲派の言うことは、まるで「想定外の地震津波は来ないから原発は絶対安全だ!」と言ってるようなものです。

尖閣周辺に中国船が頻繁に接近し領海侵犯を行い、海保船に体当たりをする事実。
竹島が韓国により武力占領されている事実。
北方領土が降伏後のどさくさに武力制圧された事実。
日本人が北朝鮮により拉致され殺されたり洗脳されてテロに協力させられた事実。

いたずらに武力を誇示するのが良いとは思わない。
しかし「日本国憲法」…「平和憲法」が事実に基づかない虚構なのに、護憲派の人たちはこれらの客観的事実を見ないようにしてる、ということなのです。議論がかみ合わない理由はこの一点にあるんですよね。
恐ろしい話ですが、これも現実なようです。

歴史的事実と、現実に起こっていることと、将来像を考えて。
国際法に則り国際社会の常道にそって国民の議論の上で自主憲法を制定するのに反対する理由は無いと考えます。

しかし…しかし

事実を見ようとしない人に何を言っても無駄なのかと、悲しい気持ちなりました。


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