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2012
10.03

読書の秋

Category: ひとりごと
安倍自民党総裁が誕生し新執行部も発足しました。
逆転2位となった石破茂氏は幹事長に就任しTV等で活発に発言しているようです。
ボクは、石破さんは重要閣僚もしくは三役として信頼に足る人と考えていたのでこれで良かったと思います。
問題があるとすれば経済政策の理解が新執行部で共有されているとは思えない点で、石破さんには総裁選中も経済の弱さを感じてたので、デフレの正しい認識を深めて頂きたいところです。

5人の候補中、唯一正しいデフレ認識を持ち、日銀法改正を含めた金融政策+財政政策を打ち出していた安倍晋三氏が総裁になったのですから、これを活かすためにも財務省や日銀、守旧派のロジックに負けない堅牢な認識を持って政策を断行するための準備を進めて欲しい。
「戦後レジームからの脱却」は国防安全保障だけの話ではないのです。

さて
読書の秋、と断る必要もないんですがこれまで主にネットの動画で得ていた知識を本に求め始めました。
小説以外ではチェルノブイリ、原発関係や戦争と文化の関わりを著した本を読んでいた20数年前以来かもしれません。
不勉強の極みですね。
発端は政治と経済。
2010年末くらいから話題になっていたTPPに関する疑問が始まりです。
新聞では概ねTPP歓迎論が多く、逆にネット上のコラムや評論家が発信する動画では反対論が目立ちました。
その頃知ったのが三橋貴明氏、中野剛志氏、上念司氏、藤井聡氏などです。
お三方とも(現状での)TPPには反対でした。そして3者に共通する国家観があることにも気が付きました。
さらに何故そのような共通点が生まれるのかにも気がつき始めました。
それは
19世紀後半の日本が国際社会と近代的な関わりを深める中でやってきた「成功と失敗」に学んでいるからであろうと。

上記3人に加えて、この観点を強烈に補強して下さるのが憲政史家倉山満氏であり哲学者長谷川三千子氏であり、経済分野でイデオロギーに依らない解説をしている田中秀臣氏などです。


今手元にあるのは倉山満著「誰が殺した?日本国憲法!」

倉山さんの本はこれの前に「嘘だらけの日米近現代史」を読みました。
特に戦後教育やマスメディアによって作られ信じられてきた日米史の「通説」を歴史的事実を元に挑発的に論破した本。
倉山さんは口当たりの良い批判、反論では真実を知ろうとするエネルギーが喚起されないと看破しています。
「嘘だらけの日米近現代史」では冒頭、アメリカにまつわる嘘を見破る3つのコアメッセージが記されてます。
・アメリカはバカ!
・アメリカはヘタレ!
・でも、やるときはやる!
好き嫌いではなく相手を正しく見るため、です。
つまり人に置き換えればどんなにバカでヘタレだと普段言われててもやる時にはやれる人は尊敬されるのですから。
アメリカもそうやって世界的な地位を築いてきたのであって生まれた時から偉大で強大な国家ではなかったわけですね。そこを見誤ると世界の歴史や日本の歴史をも見誤ってしまうのです。

「誰が殺した?日本国憲法!」も一般に通説として信じられていることを一つひとつ正しながら憲法とは何かを論じた本だろうと予想しています。
まだ「はじめに」の途中までしか読んでないので予想なのです。
本の中身は目次をざっと眺めると方向性がある程度わかります。
第一章:最高裁は人権を守らない
第二章:憲法学をカルト宗教にした日本国憲法
第三章:オカルト平和主義
第四章:もはや日本国憲法は誰も幸せにしない
第五章:政権交代失敗の憲政史的考察
倉山さん特有の挑発的言葉のオンパレードのように見えますが、日本国憲法について考えたことがある人には何を言わんとしているか分かると思います。

「はじめに」では日本が満州を属国として統治し経済発展を成し遂げた歴史とその法的(日満議定書第二条)位置づけが書かれています。
そして、それはアメリカが戦後日本を制御して経済発展を成し遂げた関係とそっくりであり、日米安保条約・地位協定という法的な見方でもかつての満州と戦後の日本は双子のような存在だ、と。
つまり法的に見ても日本はアメリカの属国であって独立国ではないのだ、と。

戦後の外交や経済、拉致事件の被害者を取り戻せない事、領土問題、領土領海に関わる事案を主体的に解決できない、発言力すら無いのは何故なのか納得できるかと思います。
このことから、日本が何をしなくてはいけないかも見えてきます。

また「はじめに」の中ではこうも書かれています。
”憲法など、自分の生活と関係がない、現実の政治や経済とは関係がない。そう思っている方にこそ本書を読んでいただきたいと思い、筆をとりました。”

奇しくもボクがTwitterやブログで繰り返し言っている「政治の話はアニメや生活にもつながっている」と似ています。
憲法論議もこのブログで少々書いていますが、それもアニメや生活に関わる話だと考えるから話題にしているわけですね。

憲法(憲法典)は文字に書かれない国の歴史文化が培ってきた国柄の一部を書き記したものにすぎず、国際社会に「我が国はこんな国ですよ」と知らせるのが目的でもある。
日本国憲法は前文からして独立国でないことを国際社会に知らしめている。それで良いのか?
日本が本来持つ歴史・文化…国柄とは何か?
国柄を知る。これは、自分自身を知ることにもなるんですね。

さて、読書の秋に。



誰が殺した? 日本国憲法!誰が殺した? 日本国憲法!
(2011/06/01)
倉山 満

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