安倍自民党総裁は政権をとった場合の経済政策で以下のように述べています。
日経新聞より
………
金融緩和を強化するための日銀法改正を検討する考えを重ねて表明した。
「建設国債をできれば日銀に全部買ってもらう。新しいマネーが強制的に市場に出ていく」と述べ、日銀が建設国債を全額引き受けるのが望ましいとの考えを表明した。
日銀法改正の内容として「政府とともにインフレターゲット(物価安定目標)をちゃんともっていくこと。雇用に対して責任を負うことだ」と指摘。物価の安定だけでなく、雇用の安定も金融政策の運営目標に位置づけるべきだとの認識を示した。来年4月に任期が切れる白川方明日銀総裁の後任には、物価安定目標に賛成している人物を起用したい考えを明らかにした。
………
かねてより、経済の専門家、三橋貴明氏、上念司氏などが主張していた「デフレ脱却のためにやるべきこと」を全て網羅しています。
金融政策メイン、財政政策メイン、角度は違えども日本の復活と成長を願う専門家の提言と包括的に一致しているのは安倍さんのみ、と言っても良いくらいです。
本当に素晴らしいです。
特に「日銀法改正」と「白川総裁へNO」を突きつけた点は重要です。
ここまで明確に繰り返し明言した政治家はいなかったのでは?と思います。
政治が景気回復策を決めても日銀が応じなければ効果はなくなります。
政策の進め方には日銀の独立性が求められますが大方針は国民の信を得ている政治家(国会の決議)に依らなければ大変なことになります。
白川日銀は国会での議論を積極的に反映させようとせず、長期デフレを定着させてしまった。
政治家は失政すれば辞任、選挙で落とされます。
しかし、こんな失政をやっても日銀総裁は誰にもクビを切られない。
マスメディアと並んで日本の最高権力者と言って良い立場なのです。
日銀法改正と景気回復、経済成長はセットと考えるべき重要課題。
立派なことを言ってても日銀法改正を明言できない人は「口だけ」または「認識不足」と見ても良いかもしれない。
そのくらい重要なポイント。
経済評論家の中でもメディアに登場する人たちや、民主党議員の多くは「ムダ削減、緊縮財政、規制緩和、増税」を主張する場合が多いようです。
民主党マニフェストに並んでた文言を思い出して頂ければ分かるでしょう。
「ムダ削減」や「規制緩和」別な言い方で「TPPで開国・グローバル化」「民間の活力を」と言えば立派な正しい主張に思えてしまいます。
しかし、これらはいつでも正しいものでしょうか?
これらはすべてインフレ対策の代表例だと経済の専門家は言います。
経済状況が過度なインフレに向かっているのなら正しい政策になり得ます。
しかし、今はデフレ不況です。
インフレ対策はデフレ側に寄せる政策ですから、デフレ時に上記インフレ対策をやればデフレはさらに進行し不況が深刻化、長期化する。
傾いた天秤のデフレ側にさらにデフレを進めるインフレ対策という重しを乗せれば完全に地に落ちますよね。
逆側の天秤に重しを乗せてバランスを取るのが安倍さんが主張する金融緩和と公共事業増発による景気刺激という「デフレ対策」なのです。
にも関わらず、かねてから上記「インフレ対策」を正しいとしてきた人たちはデフレ不況の脱し方を理解せず、デフレ状況という現実を曲げてまで持論を通そうとする。
目的と方法を誤りイデオロギー化した思考停止によって間違った政策をやろうとするのは「亡国」です。
正しい政策というのは
・現在の状況を見て
・過去の経験に鑑み
・将来を見据えて行う
過去から未来への連続的な視点で方法を選び、時の状況を見て修正していく。
こういう考え方をひとことで表せば「保守」だと考えてます。
なんのことはない、自然な感覚ですね。(ちなみに対極にあるのは過去を否定しひっくり返す「革命」)
安倍さんは保守政治家としての正しい認識を持った数少ない議員で、バランス感覚もあり、議論の進め方も穏当です。
こういう人が今いてくれることは日本にとって良いことだと思います。
しかし、安倍さん一人で「救国」できるわけではありません。
自民党全体を見ても安倍さんにしっかり賛同している人は多数派ではありません。
新しい自民党ポスターを見てどう思いましたか?
1位から逆転敗けした石破氏を立てて…という事だけではない事情がにじみ出ていると思います。
石破さんは安倍さんと似ているようで似ていません。そこを見誤ると全体の情勢を正しく理解できなくなります。
石破さんが「日米同盟」を重視しているのはよく知られていますが、経済政策はどうでしょう?
ボクは石破さんが総裁にならなくて良かったと思ったのはこの点です。
経済と国防は表裏一体です。
「日米同盟」といえば聞こえは良いですが、アメリカに追従すれば日本の国益になると言う考え方、これもいつでもいつまでも正しいとは言えないからです。
石破さんの安全保障施策への知見や農林水産業への熱意は評価すべきですが是々非々ですね。
日本を主語として、諸外国との協調・連携ができなければ、と思います。
全体として見れば安倍さんに軍配が上がります。
心配なのは、石破さんを押した多数派が必ずしも日本を主語とした人たちではないこと。
「日米・日中を主軸しよう。独立など考えない方が良い」という旧来型の人たちも多い。
憲法前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」いれば良いという倒錯した思想だけでなく、具体的な敗戦国利得を離したくない政治家は社民党や民主党だけでなく自民党内にもいるのです。
逆に、民主党や第三極にも安倍さんと近い人はいます。
先日民主党を離党し自民へ入った長尾議員もその一人です。
橋下維新に呑まれる形になった太陽の党(石原+たちあがれ日本)は本来なら安倍さんと共闘すべきでした。
彼らは残念ながら敵を間違えてると思う。
たちあがれと自民は、戦前の日本とアメリカのように本来は共闘すべきだった。
たちあがれの明確な保守路線は石原さんが加わることで濁り、橋下維新に呑まれて腐りました。
平沼さん、中山さん夫妻、西村さんはこれを許すのだろうか?
自民に戻るのが難しいなら今からでも離脱して新党結成し選挙後(生き残れるか微妙だが)安倍さんと政策連携して欲しい。
さて
安倍総裁率いる自民党は今回の衆議院選挙で勝つでしょう。
しかし、党内の脱戦後レジームを喜ばない政治家たちに6年前のように足を引っ張られる危険を内包したままです。
日本を主語とし、経済を立て直し成長へ転じる正しい政策を掲げている安倍晋三と、志を同じくする政治家を結集させるために
安倍さんは せめて 徹底的に勝たなければいけません。
ボクは徹底的に応援します。
日経新聞より
………
金融緩和を強化するための日銀法改正を検討する考えを重ねて表明した。
「建設国債をできれば日銀に全部買ってもらう。新しいマネーが強制的に市場に出ていく」と述べ、日銀が建設国債を全額引き受けるのが望ましいとの考えを表明した。
日銀法改正の内容として「政府とともにインフレターゲット(物価安定目標)をちゃんともっていくこと。雇用に対して責任を負うことだ」と指摘。物価の安定だけでなく、雇用の安定も金融政策の運営目標に位置づけるべきだとの認識を示した。来年4月に任期が切れる白川方明日銀総裁の後任には、物価安定目標に賛成している人物を起用したい考えを明らかにした。
………
かねてより、経済の専門家、三橋貴明氏、上念司氏などが主張していた「デフレ脱却のためにやるべきこと」を全て網羅しています。
金融政策メイン、財政政策メイン、角度は違えども日本の復活と成長を願う専門家の提言と包括的に一致しているのは安倍さんのみ、と言っても良いくらいです。
本当に素晴らしいです。
特に「日銀法改正」と「白川総裁へNO」を突きつけた点は重要です。
ここまで明確に繰り返し明言した政治家はいなかったのでは?と思います。
政治が景気回復策を決めても日銀が応じなければ効果はなくなります。
政策の進め方には日銀の独立性が求められますが大方針は国民の信を得ている政治家(国会の決議)に依らなければ大変なことになります。
白川日銀は国会での議論を積極的に反映させようとせず、長期デフレを定着させてしまった。
政治家は失政すれば辞任、選挙で落とされます。
しかし、こんな失政をやっても日銀総裁は誰にもクビを切られない。
マスメディアと並んで日本の最高権力者と言って良い立場なのです。
日銀法改正と景気回復、経済成長はセットと考えるべき重要課題。
立派なことを言ってても日銀法改正を明言できない人は「口だけ」または「認識不足」と見ても良いかもしれない。
そのくらい重要なポイント。
経済評論家の中でもメディアに登場する人たちや、民主党議員の多くは「ムダ削減、緊縮財政、規制緩和、増税」を主張する場合が多いようです。
民主党マニフェストに並んでた文言を思い出して頂ければ分かるでしょう。
「ムダ削減」や「規制緩和」別な言い方で「TPPで開国・グローバル化」「民間の活力を」と言えば立派な正しい主張に思えてしまいます。
しかし、これらはいつでも正しいものでしょうか?
これらはすべてインフレ対策の代表例だと経済の専門家は言います。
経済状況が過度なインフレに向かっているのなら正しい政策になり得ます。
しかし、今はデフレ不況です。
インフレ対策はデフレ側に寄せる政策ですから、デフレ時に上記インフレ対策をやればデフレはさらに進行し不況が深刻化、長期化する。
傾いた天秤のデフレ側にさらにデフレを進めるインフレ対策という重しを乗せれば完全に地に落ちますよね。
逆側の天秤に重しを乗せてバランスを取るのが安倍さんが主張する金融緩和と公共事業増発による景気刺激という「デフレ対策」なのです。
にも関わらず、かねてから上記「インフレ対策」を正しいとしてきた人たちはデフレ不況の脱し方を理解せず、デフレ状況という現実を曲げてまで持論を通そうとする。
目的と方法を誤りイデオロギー化した思考停止によって間違った政策をやろうとするのは「亡国」です。
正しい政策というのは
・現在の状況を見て
・過去の経験に鑑み
・将来を見据えて行う
過去から未来への連続的な視点で方法を選び、時の状況を見て修正していく。
こういう考え方をひとことで表せば「保守」だと考えてます。
なんのことはない、自然な感覚ですね。(ちなみに対極にあるのは過去を否定しひっくり返す「革命」)
安倍さんは保守政治家としての正しい認識を持った数少ない議員で、バランス感覚もあり、議論の進め方も穏当です。
こういう人が今いてくれることは日本にとって良いことだと思います。
しかし、安倍さん一人で「救国」できるわけではありません。
自民党全体を見ても安倍さんにしっかり賛同している人は多数派ではありません。
新しい自民党ポスターを見てどう思いましたか?
1位から逆転敗けした石破氏を立てて…という事だけではない事情がにじみ出ていると思います。
石破さんは安倍さんと似ているようで似ていません。そこを見誤ると全体の情勢を正しく理解できなくなります。
石破さんが「日米同盟」を重視しているのはよく知られていますが、経済政策はどうでしょう?
ボクは石破さんが総裁にならなくて良かったと思ったのはこの点です。
経済と国防は表裏一体です。
「日米同盟」といえば聞こえは良いですが、アメリカに追従すれば日本の国益になると言う考え方、これもいつでもいつまでも正しいとは言えないからです。
石破さんの安全保障施策への知見や農林水産業への熱意は評価すべきですが是々非々ですね。
日本を主語として、諸外国との協調・連携ができなければ、と思います。
全体として見れば安倍さんに軍配が上がります。
心配なのは、石破さんを押した多数派が必ずしも日本を主語とした人たちではないこと。
「日米・日中を主軸しよう。独立など考えない方が良い」という旧来型の人たちも多い。
憲法前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」いれば良いという倒錯した思想だけでなく、具体的な敗戦国利得を離したくない政治家は社民党や民主党だけでなく自民党内にもいるのです。
逆に、民主党や第三極にも安倍さんと近い人はいます。
先日民主党を離党し自民へ入った長尾議員もその一人です。
橋下維新に呑まれる形になった太陽の党(石原+たちあがれ日本)は本来なら安倍さんと共闘すべきでした。
彼らは残念ながら敵を間違えてると思う。
たちあがれと自民は、戦前の日本とアメリカのように本来は共闘すべきだった。
たちあがれの明確な保守路線は石原さんが加わることで濁り、橋下維新に呑まれて腐りました。
平沼さん、中山さん夫妻、西村さんはこれを許すのだろうか?
自民に戻るのが難しいなら今からでも離脱して新党結成し選挙後(生き残れるか微妙だが)安倍さんと政策連携して欲しい。
さて
安倍総裁率いる自民党は今回の衆議院選挙で勝つでしょう。
しかし、党内の脱戦後レジームを喜ばない政治家たちに6年前のように足を引っ張られる危険を内包したままです。
日本を主語とし、経済を立て直し成長へ転じる正しい政策を掲げている安倍晋三と、志を同じくする政治家を結集させるために
安倍さんは せめて 徹底的に勝たなければいけません。
ボクは徹底的に応援します。
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