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2013
03.08

出雲 - 日御碕 紀行

Category: お出かけ
出雲大社

神宮(伊勢神宮)に続いて 出雲大社へ行ってきました。
読みは正確には「いずもおおやしろ」。
御祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)です。

「希臘から来たソフィア」ではギリシャと日本の神話を訪ねる場面が出てきます。
主人公たちが歩く場所や見たものが鮮明に脳内に「画面」として浮かび上がりました。

お伊勢さんは実家から直線距離では近いし伊勢志摩は子供のころから何度か行っていて親しみがありましたが、今回は初めて行く山陰。
長崎で仕事を終えてからの個人行動でしたが、けっこうドキドキしました。

 ↓ ↓

出雲大社前駅を降りて歩いて5、6分で勢溜の大鳥居にたどり着きます。
参道は5月の遷宮祭に備えて急ピッチで整備が進んでいるようでした。

出雲大社は古式ゆかしい神宮とは味わいが違って、天下無双之大廈(てんかむそうのたいか)と伝えられるように、巨大な注連縄や鳥居など全てが壮大です。
神宮は宇治山田の一帯を一つの神域としたように、出雲大社も東は日御碕神社、西は美保神社。中間には熊野大社などが構え、宍道湖〜中海のある日本海側へ出っ張る特徴的な地形一帯に重要な神社が散在する。
規模も大きい。

IMG_1300.jpg
遷宮の間、この御仮殿で参拝が行われます。

荒垣に囲まれた大きな空間は御仮殿や東西十九社が収まり、八足門の内側が瑞垣、中心にある本殿の収まる玉垣の三重構造。
今年は60年に一度の遷宮が行われています。
ボクが行った時は本殿の改修は済んでいて、葺かれた屋根や千木、勝男木が真新しく生まれ変わっていました。
回廊の格子から中を覗くと作業員の方々が玉砂利を整備しているのが見え、思わず「お疲れ様です」と頭を下げてしまいました。

一日目は大社内の摂社、末社をお参りして時間切れ。
民宿に泊まって日御碕神社を参拝(後述)した後、翌日もう一度境内をじっくり散策した後、隣接する「北島國造館」へ。
出雲國造・北島家が主催する神道、出雲教の建物群。
出雲大社の西側に流れる能野川(吉野川)を渡ると出雲大社内で最古(1667年)の四脚門があり、左手に御三社があります。
CIMG1597.jpg

霊験あらたかとはこういうことでしょうか。
門をくぐった瞬間、鳥肌が立ちました。
大社の壮大な空間と対照的に樹々に囲まれた中に小ぶりな社がある。
小さな滝と池を中心に天満宮や天神社が祀られています。
ここでも言葉に出来ない目に見えない何かが冬仕様で厚着した服を通して体に染みてきます。

神社を「観光地」と捉えるのはやはり違和感がある。
日本の山々や険しい断崖をその場に立って見る時に感じる「何か」が凝縮されているようだ。


最後に「古代出雲歴史博物館」を見に行きました。
旧石器時代からの出雲での文化。
石器や玉類など石の加工品。
様々な土器。
膨大な数の銅剣。
たたら製鉄炉の進化の様子などが模型や再現映像で展示されていておもしろい。
こういうのは本当にワクワクして楽しい。
2000年頃に調査され出土した宇豆柱も展示されています。
鎌倉時代に存在したという巨大な神殿の模型があったりして、その大きさにめまいがしました。

やはり時間が足らず、映像展示は見れなかった。残念。
特別展は3月後半までだったと思うので観たかったな。

さて、時間が前後しますが
日御碕です。
出雲大社からバスでトコトコと海岸線を走ると山間から一瞬、日御碕神社が見えます。
まるで山間にすっぽり収まるように朱塗りの美しい社が目に飛び込んできた時は嬉しくなりました。
CIMG1575.jpg

ここでは天照大御神(あまてらすおおみかみ)と素盞鳴尊(すさのおのみこと)が祀られています。
日御碕は流紋岩の台地でゴツゴツと高低差がある。
天照大御神の社は平地に、すぐ脇の高台に素盞鳴尊の社があります。
小さいけど朱塗りの社と立地が相まってダイナミックな印象でした。

民宿のすぐ近くにある日御碕燈台にも行ってきました。
明治三十六年に竣工、仕事を始め今も現役の燈台で、43,65mは日本一の高さです。
CIMG1563.jpg

真白で外部石積みのゴツゴツした質感が惚れ惚れする。

岬の岩は流紋岩で五角柱、六角柱が密集した天然とは思えないような見事な模様を見せています。
海岸線から少し上が台地状になっているのは、かつてはそこまでが海で、隆起して姿を表しているんだそうだ。
博物館の図解で、出雲大社の周辺も大昔は宍道湖が海とつながっていて神社も海に近かったと知ったので「なるほどなぁ〜」と子供ころから地理好きだったボクは点と線が結ばれていくおもしろさに一人ニヤニヤしておりました(笑)

出雲大社への旅。
大社だけでももっとじっくり見たいところがたくさんありました。
宍道湖を中心に散在する神社にもいつか行ってみたい。
美保神社、熊野大社はその筆頭ですね。

和歌山県の熊野三山にも。



神宮、出雲大社と旅して。

神社といえば「神頼み」。お賽銭を入れてお願いを叶えてもらうところというイメージがあります。
でも、本当はそうじゃない。
まずは日本の八百万の神々に、これまで生きてこれたことへの感謝をするところなのだ、と。

そして、イザナギ・イザナミの神話から連なる万世一系の皇室を持ち、ボクら日本国民はその時代時代の民の末裔なのだ、ということ。
山と海と川と大地の恵みを得て、石器を造り、たたらで鉄器を造り、連綿と文化を築いてきた。
大いなる歴史に対する感謝が、神社をお参りする時の基本なのだろう。

私利私欲は二の次三の次。
親兄弟、家族、仕事や地域で交わる人たちの幸福を願うことが、廻り廻って自分の幸福となる。
日本人はそうやって、まず他人を慮ることを大事な価値観として受け継いできた。

なんと素晴らしいことか。

この日本に、日本人とし生まれて良かったと。今回も実感した次第です。


コメント
底値で日本企業の株を買ったのは、外資系のファンド、
企業業績と無関係な、情報による株の売買は、虚しいマネーゲームだ。
bbccdot 2013.03.08 03:34 | 編集
日記の内容と無関係な投稿は差し控えいただきたいのですが、最新の記事に書き込みたい気持ちも分からないではないのでお答えします。

コメントは安倍政権での円安株高を指して嘆いておられるのだと思いますが
すでにゲーム的な数字の世界、どうとでも解釈できそうな期待値の次元から実体経済へと進んでいます。
まだ流通業ではありますが社員の賃上げ、賞与の水準上げという「現実」へアベノミクスは効果を出し始めています。

何より、企業人、国民が、日本が成長できるマインドを取り戻しつつあることをボクは喜ばしく思いますし、それを興してくれている安倍政権を応援しています。

何が虚しいのかよく考えた方がよろしいかと。
ヒラマツdot 2013.03.08 04:37 | 編集
松本徹三 @matsumotot68
.@suzunone ファンダメンタルはそんなに早く変わりませんよ。
新浪さんがやろうとされている事は立派なことですが、今の時点では、
別に業績を反映させたものではなく、政府に協力する観点から、
心理的な効果を狙われたものだと思います。
19:03 - 2013年2月18日

*それと、ヒラマツさん、以前、自分は田中秀臣 @hidetomitanaka氏のリフレとは違うって、
 ツイートしてましたよね、どうしたんですか ???
bbccdot 2013.03.10 04:59 | 編集
景気は気から、と言いますから効果はあるんじゃないですか?
賃上げは流通業から製造業へ波及しています。
今のところ大企業トヨタですが実体経済が回復してくれば中小零細企業にも好影響が来そうです。

田中秀臣さんはご自身が学者として責任持てる分野を金融政策(リフレ)に絞っていて、公共事業の経済効果には限定的評価に留めているようです。
ある程度進めば打ち止めになる公共事業中心論でなく恒久的な政策が必要と述べてらしたと記憶します。
ただ、田中さん自身よく書いていますが、公共事業否定派でも金融政策だけ論者でもないと思ってます。
クルーグマンの指摘以前に10年で200兆円では足らないともツイートされていましたからね。

ボクは、今必要なことは?という視点で震災復興、防災、インフラ整備を財政政策の最優先項目にすることに賛成しています。
毎年災害がある日本では一定量の公共事業の持続が必要だとも思いますし。
その点が違うところで、以前からそうですよ。

>どうしたんですか ???
どうしたんですか?

ヒラマツdot 2013.03.13 00:52 | 編集
「田中秀臣さんはご自身が学者として責任持てる分野を金融政策(リフレ)に絞っていて、
公共事業の経済効果には限定的評価に留めているようです。」

「毎年災害がある日本では一定量の公共事業の持続が必要だとも思いますし。
その点が違うところで、以前からそうですよ。」

*なるほど、「一定量の公共事業の持続が必要」が、ヒラマツさんですね。
bbccdot 2013.03.15 08:09 | 編集
「10年で200兆円では足らない」は、文脈からすると公共事業ですね、
 年20兆円の公共事業って、田中秀臣 @hidetomitanaka氏がツイートした?!?
bbccdot 2013.03.17 06:37 | 編集
200兆とかでなく恒久的な政策(年いくらとかでなく)が必要だと仰っていましたよ。
ヒラマツdot 2013.03.17 07:39 | 編集
恒久的な政策として公共事業は「10年で200兆円では足らない」と、
田中秀臣 @hidetomitanaka氏がツイートしていた、ですね。
bbccdot 2013.03.18 23:53 | 編集
財政政策=公共事業ではありません。
そのことは様々な考えの評論家が異口同音申しております。
田中先生のご主張は、記憶の限りでは
・金融政策のスタンス変更と財政政策の恒久的な政策を考える必要がある。
・公共事業に頼った財政政策は経済学としては支持できない。
と繰り返し書いておられた。ということです。

上記の主張からアベノミクス(の特に金融政策)を支持しておられるようです。
ヒラマツdot 2013.03.20 23:54 | 編集
じゃあ「10年で200兆円では足らない」は、何のことなんですか???
bbccdot 2013.03.21 04:42 | 編集
ボクが田中先生の考えを代弁するわけにはいかないのでご本人に「今後必要な財政政策は?」と訊いて欲しいんですが。

要約してしまえば「公共事業に頼らない恒久的な財政政策が必要」「強靭化名目にしても10年で200兆では足らない」というものでした。
(「足らない」でなく「ショボイ」という言い方だったかもしれません。)
後者の年数と額面がどう不足なのかは田中先生の考えなのでボクはコメントできませんが、「恒久的な政策が必要」という文脈の中での発言でした。
クルーグマンが「財政出動をもっとやれ」と指摘したのが恒久性を持たせよという意味であれば、田中先生と共通する意見なのだろうと考えた次第。
誤解かもしれませんけどね。

すでに田中先生の論調はアベノミクスを曇りなく実行に移すための言論活動に移行してるようです。


繰り返しになりますが
アベノミクスは政策の発動以前に期待値だけでも円安株高効果を生み、流通・製造業で賃上げをスタートさせ、春闘でも労働者側は連合の出る幕もなく満額回答を得ました。
金融緩和と財政出動をパッケージとしたアベノミクスで、今必要な喫緊の課題である震災復興や防災・インフラメンテナンスを金融緩和で増やしたお金の使い道として活用するならば公共から民間への投資意欲の活性化で景気回復を達成するだけでなく国土の強靭化もできて一石二鳥以上の効果が期待出来ます。
期待から実体経済に移っていますので、さらに堅調な景気回復へ持って行ければ良いと思います。

我々は傍観者でも評論者でもないので、回復基調へ乗せる一員として出来ることから頑張らねば、というところです。
ヒラマツdot 2013.03.24 05:19 | 編集
クルーグマンが「財政出動をもっとやれ」と指摘したのが恒久性を持たせよという意味であれば、
田中先生と共通する意見なのだろうと考えた次第。
誤解かもしれませんけどね。

*誤解、ヒラマツさんの独自の解釈だと思いますよ、たぶん。
bbccdot 2013.03.24 16:39 | 編集
>bbcc
こういう人を無視しない平松さん大人すぎて尊敬!
けど、相手しないでいいと思いますよ。こういう手合いは、相手を苛つかせる事が目的ですからね。
keineardot 2013.03.31 13:06 | 編集
*bbccさん
そうですか。そうかもしれませんね。
結論はそう簡単に出ないので色々見聞きしていきますよ。

*Keiniear
ありがとうございます。
まぁ、答えられる範囲でしか答えられないですけどね。
自分の考えを整理するのにも良いので(^_^)
ヒラマツdot 2013.04.04 12:55 | 編集
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