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2007
04.23

「時かけ」を見た。

Category: ひとりごと
ようやく。DVDで。
イイねー。劇場で観ればよかったなぁ。

アニメーターとしてはやっぱし青山さんお疲れさま~(> <)/
石浜君もお疲れさま(> <)/それっぽいとこがちらほらあったな。
時間が止まってるとこの美術が一番好き。色も。
などなど部分部分でも褒めたいところがいっぱいだ。

そして通してみた感触がとても気持ちがいい、清々しさがあったのもグーでしてね。
主人公の悪乗りも男から見れば可愛いもんで(洒落にならんのもあるけど)、そばで見てたらたまらんのだろうけど父親目線としても微笑ましい気がしてしまう。
健やかに育って欲しいなどとほろりとなる。
同業者的見方を離れて率直な感想としてそう思える映画でした。


気になるのは音楽。
J.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」が使われてます。
使われてるのは変奏のネタになる「アリア」と30ある変奏曲のうちの2曲。かな?。
曲の構造に関してコメントすると映画自体のネタバレになりそうだからやめておくけど、そのくらい映画のテーマ・構造と「ゴルトベルク変奏曲」とは密接なつながりがあると思う。
カレカノ18話で同じ曲を使ってるけど、変奏曲の構造と映画の構造とを重ね合わせてるあたり1枚も2枚も上手だなと思った。
カレカノの場合はメロディが有馬君ぽかったことと、彼の変貌の始まりっていう意味付けだけ。

インタビューなどを見ても「ゴルトベルク」にはは触れてなかったので細田さんに会う機会があったら訊いて見よう。
それにしてもこの監督さんとは演出論の部分で共通のツールを持っている気がする。目的や使い方は違うと思うけど。
いや、違うか。単に演出の重要性、おもしろさをどう考えてるか?に共感できるってことかな。

ただ以前から気になっていたように、「同ポ」「Y字路」と
今回の「ゴルトベルク」。
演出の意図、なるものがお客さんにとってどんな意味があるのか?これはいつも悩みどころなんで批判ではなくてとても興味深いところ。演出ってものが「ある」と見えるように演出することに抵抗があって、じゃぁ分かんないように自然にやったとしてホントに分からなかったら、伝わらなかったら何にもならないじゃんか、と。
伝えたいことは伝えようとしないと伝わらない。
どうやって伝えるか?方法は?角度は?強度は?
ここが難しいしおもしろいところ。
引っ掛かりがあるのはたぶん嫉妬だな。


見た人が、外見のせいで見て欲しいところを取りこぼしてしまったら悲しいことですね。
細田さんはここのところを良く分かってやってると思う。
表現に対して作り手が無自覚であることが一番恐ろしいと思う。

対談での「方法論によって醸し出されること」という言葉。
物作りの基本として大いにそう思います。




繰り返して観たいと思える映画は良い映画だよね。
そんなのをボクも作りたい。
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コメント
公開時から評価の高い作品でしたから、
誌面やネット上でも、様々語られていますが、
音楽の(とても興味深い)使い方について触れている感想、批評は初めて拝見しました。

私も未見なので、見てみよう。
本田朋子dot 2007.04.30 23:08 | 編集
本田さんこんばんわ。

良かったー、あんまり内容の事書かなくて。
演出の立場として観てしまうだろうと挑むような姿勢で観始めたんだけど
想像以上には身構えることなく(笑)楽しめました。
主役二人の声も好感が持てたし。
作画も自然で絶妙なさじ加減だなぁと、そんなことを意識したのも最初の方だけでしたね。

音楽面は実際どうだったのかわからないので、あくまでボクの解釈です。


是非ご覧下さい。
ヒラマツdot 2007.05.04 03:15 | 編集
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