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2013
12.27

「平成二十五年。政治経済のまとめと感謝」

Category: 政治・社会
去年末に発足した安倍政権の取組は今年一年だけでも質、量ともに歴代首相の中でも飛び抜けているのではないでしょうか。
それだけ、現在の日本は問題が多く、これまで放置されてきたことが数多いということなのでしょう。

とはいえ、今年一年あるいは数年かけても「進んだ」状態ではなく「正常化」に近づき始めただけです。
安部首相は「日本を取り戻す」と言った。
その言葉に従えば取り戻す準備が幾つか整った、という一年だったと思います。
今までを考えれば相対的には大変な進歩だけどね。

代表的なものについて書いていきます。

「アベノミクス」を発動
金融緩和と財政出動、成長戦略を進める。

金融緩和の効果で、長らく続いた円高株安状態を脱却し27日現在で平均株価は16,178円。ドル/円は104.75円。日本企業への期待が高まり、物よりお金の価値が高すぎた状況を改善した。
安倍政権の経済政策には今現在もデフレ状態であることを考えると適切に思えないものが混ざっています。特に成長戦略として出ているものは新古典派経済学・新自由主義に基づく構造改革・規制緩和に偏っており、デフレ期にはマイナスに作用してしまう恐れが高い。
デフレ期に縮小したパイの中で供給力を高めたり効率化を図ればコストの切り捨てになる…つまり最大のコスト「人」か削られ、国民が被害を受けてしまいます。その被害を緩和するために手当を…というのはおかしな話です。
このような政策を打つ前にデフレからの脱却をして緩やかなインフレに持って行くことが必要ですが、そのための財政出動が圧倒的に足りません。デフレマインドに陥った政治と国民が支出を警戒し自らの足を引っ張っているのだ。
金融政策・供給側の政策に偏って、財政政策・需要創出が不十分なのです。
第二の矢「機動的な財政出動」を金融緩和と同じく「大胆な財政出動」へ転換することが必要ですね。
この点を是正すればさらに日本の成長力は戻ってきて国民への富の循環も活発化するのでは、と思います。

消費税増税の決断
批判の多かった消費税増税を決断しました。
増え続ける社会保障費などへの財源不足を補うために民主党政権時に決められた三党合意を根拠としています。
増税も財政出動への嫌気も、国家経済を家計のように考える「財政均衡主義(財政健全化)」に囚われていることが要因として大きいようです。
家計ではお父さんが飲み代を減らせばおかずが一種類増えるという恩恵が期待できますが、マクロな国家経済では、誰かが買い物を控えればそれで生活してる人たちの所得が減ることになります。買い物を控えて貯金が増えても誰の所得にもならない。企業が投資を控えて借金返済に使っても社員の所得には貢献しません。貯金や借金返済も必要ですが、自分の足を食べて行うようなやり方ではダメでしょう。この悪循環で経済はどんどん縮小し、税収も減ってしまうのです。
そこに増税の圧力が加わればせっかく盛り上がってきた景気回復期待は萎んでしまう。財政均衡、緊縮ムードがさらに進んでしまいます。

税収不足は経済成長によって補うのが筋だろうと思います。
アベノミクスの問題点とつながるのですが、金融緩和とともに財政出動を積極的大胆に行って需要を創出し景気を回復させ、税収を増やしていくことが正常な道なのでは、と思います。
安倍政権としては、景気回復までは時間がかかるのでまずは増税で、ということなのでしょう。ここには財務省の論理が大きく関与しています。彼らのイデオロギーは財政均衡主義にあるので財政出動は控えることになってしまいます。
目的と方法に歪みが生じてしまいアクセルとブレーキの同時踏み(ブレーキの方が強い)というおかしな状態になっています。
政治だけでなく、国民の側が、こうした歪んだ状態に関心を持つことも求められていると思います。
好景気でも不景気でも同じだけ取ろうとする消費税は実は不公平、不合理なものになってしまいます。所得税、法人税に重きを置いた方が景気の調整機能も含め税制として良いのではないでしょうか。
税制改革は西田昌司議員が積極的に発信していますし、与党内で議論を重ねているようです。

国土強靭化法・交通政策基本法の成立
南北に細長く、離島が多く、脊梁山脈で日本海側と太平洋側に分断されがちな日本では各地域の交通や政治経済の拠点が災害で破壊されるとそれ以外の地域にまで間接的被害が生じたり、被災地の救援に支障をきたしたりします。
命が奪われる災害が毎年毎季節起こる日本では、比較的自然災害の少ない欧州などより公的資本形成(公共事業)への投資が多くなります。多くしなければ国民の生命財産を守れません。
にもかかわらず、公共事業悪玉論や財政均衡主義など偏狭なイデオロギーでもって欧州よりも公的投資が減ってしまったのです。デフレを脱却できない要因でもあります。
マスコミの言う「予算大幅増」はウソで、予算は実質縮小になっているそうです。国土強靭化法の決定がこの歪んだ認識を変えていく契機になれば良いと思います。
日本全国を網の目のようにつなぎ自分たちの地域だけを助けようとするのでなく、日本を家族のように考えて助け合う国土造り「国土強靭化法」が決まったのは歴史に残る重要な出来事です。
しかし、適切に運用して生かさなければ意味はありませんから、国民の理解と支援が必要。大事なのはこれからです。


世界各地への訪問
安部首相は、ベトナム、タイ、ミャンマー、インドネシア、フィリピンなど東南アジア。ロシア、モンゴル。イギリス、ポーランドなど欧州。サウジアラビア、トルコなど中東。アメリカ、カナダ。…20数カ国を歴訪し、政治経済、安全保障で信頼関係の強化を行っています。
来年にはアフリカへの訪問も決まっている。
外交予算が底をついて大変だ、というニュースがありましたが、外交にも積極的な投資が必要ですね。

特定秘密保護法の制定
独立国が持つ当り前の法律がようやく制定されました。
情報保全の不備によって戦後の日本は様々な被害を防げずに来ました。拉致事件の発見が遅れ被害者の奪還にも国際連携を取りにくい状況があった。外国での紛争やテロから在外の日本人を守らねばならない時、日本政府は十分な情報を受けられなかった。などなど…
日本国憲法でも9条でも平和や国民の生命財産は守ってこれなかったのです。
また、菅直人政権は中国船体当たりの映像を政権の都合で勝手に「秘密」にし、国民の知る権利を侵害した。現職海保職員が罪に問われることまで覚悟でYouTubeに公開したけど、通例通りニュースで公開していれば起こらなかった「漏洩」だったのです。
こうしたことが起こらないよう、秘密指定には政治家や公務員の責任が伴うこと、秘密期限を過ぎれば公表すること、違反には罰が下ることが決まったのです。
法律は改正できますから、問題点は今後直していけば良いでしょう。

その他、日本版NSC、日本が後れを取っていた安全保障分野。日本版DARPAなど防衛技術振興も正常化しつつあります。

普天間基地の辺野古への移設
民主党政権時の「国外、最低でも県外」というこれまで行ってきた沖縄県やアメリカとの交渉を無視した方針転換で、沖縄の世論が撹乱され新たな基地利権とも言えるような活動も拡大してしまった。何より、街の真ん中にある危険な普天間基地の移転が遅れてしまったのはあの政権の代表的な失政の一つだ。

政府の沖縄県との交渉と歩み寄りの結果、仲井真知事が埋め立てを承認。基地移転が進みそうです。嘉手納以南の返還計画に合意したことも知事の安倍政権への評価、信頼につながっているのだろうと思う。

外国の軍事基地が戦後もあり続けることがそもそもおかしいのだけど、日米同盟によって結果的に日本が恩恵を受けてきた面がある。沖縄県にしても基地を目当てにした経済もあるという。
国が3000億円の予算をつけるそうだが、米軍基地の存在を当てにしてしまう意識の固定にしてはいけないと思う。返還後の復興が、基地に頼らない経済基盤作りにつながれば良いと思います。
少しずつコツコツと。

靖国神社参拝
安倍政権発足から一年を迎えた12月26日。安部首相は靖国神社を参拝しました。
安部首相としては第一次政権でできなかった念願の参拝を実現させることができたわけです。

ボクは神社に参拝する時、故郷の神社にはここで生まれたこと、子供の頃遊び場にさせてもらったこと、両親が元気なことなどを感謝します。
旅先で神社に参拝する時は、すばらしい旅の経験を感謝して、当地の発展を祈願します。
神社は基本的には感謝をする場所なのだと知ってから、いろんな土地の神社に行ってみたくなりました。
感謝できることがある、というのはとても良いことだと思いますから。

神社には祭神に大国主命や天照大御神、素盞鳴尊、建御雷神のような日本の神々が祀られています。菅原道真を祭神とした天満宮や、徳川家康の東照宮、応神天皇の八幡宮、明治天皇の明治神宮や北海道神宮などもあり、コレラ防疫に命をかけた警官を祀った増田神社のような神社もある。

これはどういうことかというと、神社に祀られている神様はボクらの祖先ということなのですね。
山も川も田畑も、日本の原風景は神々の時代から継承されてきた根気強い「公共事業」で作られてきました。政治も7世紀ころには現在につながる原型が作られ、文化では古代の埴輪や壁画から仏画、仏像、版画や屏風画の作風が現在の様々な芸術や日本のアニメにも継承されている。その努力をした人々の末裔がボクら、なんですよ。
神々の時代から現代までに少なくとも125代の皇統と同じだけご先祖様が存在します。
日本中に大小の神社があっていろんなお祭りがあり人々が集うのは、国造りをしてくれた神々につながっていてそこから現在までのご先祖様の存在を感じられるから、というのがあるんじゃないでしょうか。ご先祖の営みがあって今があるということを知れば、神社は自然と感謝の場になっていきます。
靖国神社は比較的新しい神社です。戦で国のために尽くした英霊246万6千余を祭神としていますが、これもボクらの祖先が祀られているところ。意味合いとしては他の神社と変わりません。
軍人を祀ってるから違うもの?…スサノオもタケミカズチも軍神ですし、徳川家康も軍人と言って良い。菅原道真公は政治家だった。
古いのは良いけど明治以降のはダメ?…それはどういうイデオロギーによるんでしょうか。
どれもボクらのご先祖様につながっています。
日本はそういう家族的な国家であって、神社はそのつながりを確認して感謝する場所であり、ご先祖様の努力や失敗に対面して自らをより良く方向付けようとする、人の道を教えてくれる場所、と言って良いと思います。

日本の政治の代表が靖国神社へ参拝するのは、その責務からいって当然のことです。
参拝しないのは日本の政治を背負う覚悟がないのではないか。そう思われても仕方ないでしょう。
失敗を含めて直視する覚悟がなければ国政をお任せすることはできませんからね。
偶然かもしれませんが首相や閣僚の靖国参拝が忌避されるようになってから短命政権が続いています。参拝してた小泉政権は珍しく長期政権になりました。ただの偶然か、先祖への感謝が功を奏したのか。はてさて。
安部首相の靖国参拝は、日本の宰相として必要最小限の行いを再開したにすぎません。
問題は、どのような心持ちで参拝したかです。
政権の座を守ろうとか支持を得ようとか他国への恣意行為だとか、私利私欲に染まっていたら参拝したとしても批判の対象になるでしょう。
また、政権批判のために靖国神社を利用しようとする国内のマスコミや戦後体制に浸りきった者たちも批判されないといけません。
ボクらのご先祖様に唾を吐くような行為だからです。

安部首相は日本を支えてくれた英霊…つまりボクらの祖先に対して…一年間の公務の報告と感謝をし、これからの日本の平和と国民の発展と安寧を祈願してくれました。
ただそれだけのことです。

ただそれだけのことが、安らかに行えるようになると良いと思います。

どれもこれも、まだ始まったばかりです。
来年のこの時期のブログでは失敗と成功の検証と、更により良い方向を探る「まとめ」が書ければ良いと思います。



今年一年、政治・経済や歴史、文化、思想分野でいろんな専門家の方々に著書やテレビやネット配信動画で勉強させて頂きました。
三橋貴明氏、さかき漣氏、青木泰樹氏、柴山桂太氏、中野剛志氏、藤井 聡氏、大石久和氏、長谷川三千子氏、宮脇淳子氏、倉山 満氏、西部 邁氏、伊藤 貫氏、山村明義氏、渡邉哲也氏、田中秀臣氏、古谷経衡氏…などなど。
中には実際にお会いし酒を酌み交わしてお話を伺えた方々もいて、とても感謝しています。
ありがとうございました。


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