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2007
11.29

東松照明展

Category: お出かけ
東京都写真美術館でやってる「東松照明展」に行ってきた。

   東京都写真美術館

「Tokyo曼陀羅」から再構成した展示会でまずその量に圧倒されたんだけど
観終わってみるともっと観たい、観たりない。という感覚になった。
美術館にいくのはかなり久しぶりなので、なんつーか飢餓感?もあったかな、と。
ずっと仕事ばかりしてると出すばっかりで吸収出来なくて、棚とか冷蔵庫に
しまい込んで半年放置されたタマネギみたくグズグズになってくる。脳ミソがね。
ライブや美術展、映画、目的もなくブラブラ…。そういうのを無計画的に
ババッとやるのは気分が良い。思いがけず何かが飛び込んでくるのは面白いね。
この日も当日に突然思いついて電車に飛び乗ったのだ。わはは。



いろんな写真を観てみて、仕事の目で感じたことは、やはりフレームで切り取る。
ということかな。
アスファルトにめり込んだボルトや針金の写真。
砂浜に捨てられたゴミ、溶けたプラスチックやポリ容器。。。
そういうモノは、フレームに切り取られなければタダのゴミだろう。
そこに作者の意図や作意があって始めて成り立つ。
フレーミングの巧みさに心地よさがあって、それらが組み物として展示されることで
何らかの意味を観る人に与えるんだね。
作者の意図どうりのものが伝わるか、それはわからない。
アスファルトと砂浜の写真は、ありきたりだけど時の流れが凝縮されているように
感じたし、その上を歩いた無名の人たちを想像させる。
特定の風景写真より抽象的な作品の方が想像を含まらせる楽しさがある。
自分の感覚と格闘する緊張感もあるかな? こじつけは良くないけど。

今手元に図録がないので正確なタイトルが思い出せないけど
一番印象に残ったのは若いお坊さんが一心に手を合わせてる写真。
正座して体を前のめりにし視線を正面に向けているお坊さんを斜め前から
捉えたもので、敷居と壁の下端にある黒い帯の三角形。右端にピシッと伸びる柱の
縦線が人物の丸いシルエットと対比になり物凄い緊張感、というか強さのような
何かが出まくってる。
左に向いてる人物と向って右から左へ開いてる敷居と黒い帯の三角形が
手を合わせて視線を向けるその先の「何か」を強く想像させるのだろう。
(視線…?。この写真、遠目に見れば「目」じゃん。お坊さんが黒目で。
あらら(笑))
その「何か」とは仏壇とかお師匠さん、美人の奥さんとかそういうのではない。
お坊さんの真摯さと呼応する自分の中の「何か」なんだろう。
構図の美しさやお坊さんの姿に感動するし、厳しく問われている気分にもなる。
フレームで切り取ることで何かを感じさせるものになる。
切り取って見せるというのは何かを問うことなのかも知れないな。

う~~ん
こんな風に気持ちをかき回される作品に出会えると生きてて良かった
ってな気持ちになりますね。

他にも興味深い写真がいっぱいあります。

併設の昭和展もなかなかおもしろかった。
「人狼」の時も思ったけど、自分が生まれた1963年ってバリバリ戦後なんだよな。
戦争の跡が生々しく残ってる。
東松照明の「チューインガムとチョコレート」からもそんな感慨というか
今の日本は、よくもまぁこんなになちゃったもんだ、て呆れてしまう。


12月16日までやってるので都合のつく人は是非是非。
東松照明展


それにしてもボクの写真はつまらんね(笑)

恵比寿ガーデンプレイス



次はムンク展に行こ。


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コメント
文化庁メディア芸術祭・アニメーション部門優秀賞を天元突破グレンラガン/
電脳コイルとダブルで受賞、おめでとうございます。
ほのぼの芭蕉dot 2007.12.01 13:02 | 編集
おうちに図録があるので、お坊さんのあらためて見てみましたー。
「信徒 東京 1957」ですね。
言われてみればすごいキマった構図!
私は展示には行ってないのですが、図録見る限りはバスガイドの立て看板のやつ!あと子供を写した一連の作品がすきです。白から黒の階調もきれいですよね。

昨日は「芹沢けい(かねへんに圭)介の造形」を見に行きました。
かあっこいいですよう!おすすめです。
ウラモトユウコdot 2007.12.02 17:57 | 編集
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